萩生田大臣が筑波大学附属久里浜特別支援学校と国立特別支援教育総合研究所を視察

7月2日(木曜日)
教育

  7月2日、萩生田大臣が国立大学法人筑波大学附属久里浜特別支援学校、独立行政法人国立特別支援教育総合研究所を訪れました。

  久里浜特別支援学校は知的障害を伴う自閉症の子供たちを対象とした幼稚部と小学部があり、計51人が通っています。こちらでは、全国の特別支援学校の教育方法の改善や指導法等に関する研究に取り組んでおり、自閉症教育の先導的な拠点としての役割を担っています。
  学校長からは、子供たち一人一人に応じた教育を推進するため、個々にあった指導計画や教材に基づき指導を進めていることや、学校休業中や学校再開後の新型コロナウイルス感染症対策の取組についてご説明頂きました。また筑波大学の附属学校として、5つの障害種に応じた特別支援学校も含めた全11校の学校の子供たちが交流の機会をもち、インクルーシブ教育システム構築に向けたプログラムの開発も進めていること等についてもお話を伺いました。

  大臣は、幼稚部と小学部それぞれの教室を回り、一つの教室の中で活動ごとにエリアを決めてレイアウトしている工夫などとともに、指導の様子を視察しました。

  国立特別支援教育総合研究所では、理事長をはじめ関係者から特別支援教育の専門的な研究や研修に関する説明を伺い意見交換を行うとともに、目の動きでマウスを操作できる機器や、意思の伝達をサポートするアプリなど、特別支援教育のための様々な支援機器とソフトウエアの展示を視察しました。

  視察を終え、萩生田大臣は、全国で身近に特別支援教育の場を設けていくことや、幼稚園の年齢から特別な支援を受けられる体制の不足についてまだまだ課題であり、今後しっかり研究していきたいと述べました。

国立大学法人筑波大学附属久里浜特別支援学校

独立行政法人国立特別支援教育総合研究所