渋谷区立笹塚中学校の臨時休業中の先進的な取組を萩生田大臣が視察

4月23日(木曜日)
教育

  渋谷区の小中学校では、区長や教育長のリーダーシップの下、一人一台のタブレット端末の整備を3年前に完了しています。
  渋谷区立笹塚中学校では、駒﨑校長の下で、ICT教育システムのモデル校として日常の授業や校外学習などにおいて、LTE回線のタブレットを活用し学習活動や校務運営を進めていました。

  (4月23日)、萩生田大臣は、この笹塚中学校を訪れ、今回の学校の臨時休業期間において、どのようにICTを活用した取組が行われているかについて話を伺いました。
  笹塚中学校では、この休業期間中、すでに整備されていたクラウド環境の下で、学校のWebサイトや学習アプリ等を存分に活用してオンライン学習を進めています。
  生徒たちには、毎日の時間割に沿って、それぞれの授業が始まる時間になると学校のホームページに課題がアップされます。これは、休業期間中であっても生徒たちが学校生活のリズムに合わせて生活しながら学習できるようにするための取組です。生徒たちからのアクセスの状況等も一元化されて先生たちが把握でき、課題の提出状況、問題の正解率などを確認することもできます。なかなか学習に取り組めない生徒の様子も分かるので、そうした生徒には個別に電話連絡をするなどフォローを行っています。最近では、生徒に毎日日記を書き込んでもらう取組もはじめ、なかなか実際に会うことができない生徒たちの声を聞きながら、さらなる向上を図っています。

  新一年生は新しい学校にまだ登校ができていません。初めての中学校生活が休業となり、その上担任の先生の顔もまだ分からないのでは、きっと生徒たちが不安だろうと、一年生を担任する先生方たちがアイデアを出し、テレビ会議システムを使って生徒たちに自己紹介などを行いました。その後も、定期的にネット上で学年集会を開催しています。

  萩生田大臣は、笹塚中学校の素晴らしい取組に対し、是非この後も先頭を走っていただいて、より良い取組を各地にフィードバックしていただきたいと伝えました。

渋谷区立笹塚中学校 駒﨑彰一 校長