第1回ユネスコ文化大臣会合がテレビ会議で開催され、萩生田大臣が出席しました

4月22日(水曜日)
文化

  4月22日、フランス、ドイツ、カナダ等主要国を含む130か国以上の文化担当大臣・副大臣等の出席のもと、第1回ユネスコ文化大臣会合がテレビ会議で開催され、新型コロナウイルスの感染が拡大する中、自粛要請などにより停滞する文化芸術活動をどのように支援していくべきかについて議論が行われました。

  日本からは萩生田大臣が出席し、感染拡大による文化芸術活動への影響や、「我が国の文化芸術の灯を守り抜く」との決意のもと、文化芸術の事業継続のための給付金や、税制優遇措置などについて説明しました。
  また、首里城の復旧をはじめ、今後も、ユネスコとともに世界遺産の保全に取り組んでいくこと、来年の夏に延期となった東京オリンピック・パラリンピックは文化の祭典でもあり、安全で安心な大会とするため、開催国としての責任をしっかりと果たしていく旨表明し、参加各国から支持を得ました。

  各国からは、イベントの中止や美術館等の閉鎖により各国の文化芸術も大きな影響を受けていること、アーティストや中小企業への財政支援等様々な支援策について説明があり、多くの国が、文化芸術のデジタルコンテンツ化の促進と普及の重要性を強調しました。
  また、国際社会が協力して文化芸術活動を保護する上でのユネスコの役割への期待しめし、文化芸術は極めて重要であり、現下の困難な状況を克服するため国際的な連帯を強化すべきという点で共通しました。

画面:アズレー ユネスコ事務局長