井上 豊久(福岡教育大学)
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まず、学校、教師、そしてできれば行政にもインタビューを試み、全体像、取り組みの目的・内容・方法・形態などの確認を行う。その上で、インタビューの内容・方法・形態は決定する。
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基本は「個人面接・インタビュー」 |
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昼休み時間等で子どもを1人ずつ約1時間 |
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インタビュアー(進行)と記録者がペアになる |
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説明事例;「こんにちは、私は、福岡教育大学の学生の…です。今日は、インタビューに協力してくれて有り難う。このインタビューは、あなたの生活やメディアとの関わりの実態や考えを知るためのものです。そのため、あなたが今までどうしていたか、普段どうしているか、どんなに考えているか自由に言ってもらうものです。でも、私のいうことは聞いてください。時間は50分くらいを予定しています。ここでいうメディアというのはテレビ、ゲーム、ケータイ、インターネットなどです。よろしくお願いします。
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1. |
普段どんな生活してる。お昼は、運動や外で遊ぶことが多い。学校終わってから、帰って、または、部活・塾とか、そして家では‥‥。まず、一人一人おおまかにいってくれる。 |
2. |
テレビ、ゲーム、ケータイ、インターネットについて聞かせて。
(1) |
テレビはよくみる。どんな番組が好き。なんで好きなのかなあ。どんな感じ。どんなに見ている。 |
(2) |
ゲームはどこでよくする。どんなゲームが好き。なんで好きなのかなあ。… |
(3) |
ケータイとかインターネットはどこでする。する人はどんなにする。なんでする。ネット等でいじめ、いじめられた体験は |
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3. |
テレビとか自分で時間を決めて見ている。お父さんやお母さんは何か言っている。親はメディア好き。勉強したり本を読んだりする環境は。見る時間の長さなど、どんなに決めている。守れている。どうしたら守れるかな。 |
4. |
テレビなどメディアの良いところ、悪いところとかある。どんなところ。これからのテレビ、ゲームはどんなのがいい。 |
5. |
幼児期は。メディア体験、読書、外遊び |
6. |
もし、テレビやゲームがないとしたらどうですか。学校、家庭、地域などメディアへの取り組みはどうですか。取り組んでどこがどう変わりましたか。流れ内容を追って。取り組みの障害は。*蕨市の場合、自分なりの取り組み方法を選択できる、それにも応じたインタビューが必要。保護者も実施。
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1.参加者とは対等 2.リラックスさせる、親しみやすい雰囲気を維持し、発言を引き出す 3.発言内容の確認・明確化のための質問を忘れない4.誘導・攻撃をしない 5.話がずれたら本題に戻す 6.自分(記録者も)のコメントを時には加えていい 7.参加者に平等に発言させる、ただし、興味深いものは多く
概略筆記で、重なった回答は記録しないでください。文章は子どものニュアンスが少し出た方がいい。ワープロ化を二人で話し合って。子ども別のも別に作って。 |