「小学生のメディア接触状況と意識・生活に関する実態調査」概要

1 調査の目的
1. 小学生のメディア接触の状況と子どもの意識・生活の実態を明確にする
2. メディアの種類・内容と子どもの意識・生活の関連を探る
3. 子どもの意識・生活とメディアとの関係を総合的に分析する
4. メディア接触が子どもに与える問題性・有害性について探る
5. メディアから離れられるための実践をしている事例を調査し、子どもとメディアのよりよい関係づくりのための基礎データを得、よりよい関係づくりの提案をする

2 質問内容
1. 家庭状況;起床、就寝、親の関わり、食事中のテレビ視聴、家庭での学習・読書など
2. 心の状況;人間関係、忍耐力、自尊感情、思いやり、人権意識、自己表現力、生命感覚など
3. 身体の状況;姿勢、視力差、背筋力、全体体力
4. 五感力;触覚、嗅覚、光・音の好み、人工物と自然物への感覚など
5. メディア接触の状況;テレビ・ビデオ、ゲーム、ケータイ、インターネットに関わる時間と内容
6. メディア接触の過去・現在・未来の状況、子どもを取り巻く総合的環境、メディアから離れていく過程、離れられない過程

3 調査方法と時期
1. 質問紙調査で、教室で担当教員により読みながら子どもに回答させていく(強制速度)方法によって行う
2. 2005年10~12月に実施する
3. 目的の5,内容の6は主としてインタビュー調査によって行い、インタビュー調査は、質問紙調査と並行して、質問紙調査を検討しながら行う

 
留意点
1. 時間的な制約(1時限内40分程度)からもA4で4枚分(A3裏表)に質問紙内容は限定する
2. これまでの研究成果との継続性をいかすため、質問紙調査の質問紙は昨年度を基本とする
3. 生活、意識、メディア、五感・体力、自己表現・コミュニケーション等は残し、幼児期のメデイアとの関わり、学力、読書については加える
4. 自由記述によって具体的メディア環境、メディアとの関わりの変容を探る
5. インタビューは約100名、質問紙調査の内容を確認する。対象は地の島(漁村留学により、8人は強制的にメディア制限)、自由ヶ丘、蕨市の小学校とする
6. インタビュー対象は、子どもが中心であるが、学校長、担当教師個人、保護者等、子どもに対しては幼児期のメディア体験、読み聞かせ、外遊び、蕨市では変容など今までのことも聞く

「実施していただく先生へのお願い」
1. 40分間ほどかかりますが、質問を読みながら児童に順に記入させていってください。子ども個々人で、自由に時間内での記入は、欠席者等以外は避けてください。欠席者にもできるだけ、自宅ででも期間内に回答してもらっての回収をお願いします。
2. 最後に記入漏れがないか記入確認を児童にさせ、できれば担当(担任)の先生からも確認をお願いします。
3. 「チャット」など知らない言葉は知っている子どもだけに回答いただければ結構ですが、各質問で必要な場合、どれかの番号に直感でも結構ですので○をできるだけ付けてもらってください。
4. 回収したアンケートはお渡しした封筒に入れてご返却下さい。福岡県内はとりにおうかがいします。
5. 勉強しているのもあるとは思いますが、時間の制約上読み方の説明を省くこともあり、ふりがなをすべてに付けていますのでよろしくお願いします
6. 13の1と2のメディア接触の合計時間は難しいと思われますが、なんとか子どもに計算させてください。



「小学生の意識と生活に関するアンケート」(PDF:174KB)

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