ア |
図書館情報学教育の中では,図書館職員の再教育(研修・リカレント教育)に力を入れるべきである。 |
イ |
図書館職員の再教育には,(1)体系的な研修プログラムの作成,(2)論文・レポート,ワークショップ(演習・討論)形式等の研修方法の導入,(3)その実績を評価・認定する制度の検討が必要である。社会人大学院での勉学も奨励されるべきである。 |
ウ |
再教育の内容では,情報技術,図書館経営のほか,地域社会の課題や情報要求に関する教育が重要である。 |
エ |
図書館長に対する研修が重要である。図書館勤務年数の多い図書館長には,自治体行政に関する研修,図書館勤務年数の少ない館長には,図書館の社会的役割,地域社会における意義に関する研修が重要である。 |
オ |
文部科学省等主催の新任図書館長研修は好評であるが,図書館長の役割の重要性から,さらに多くの館長が受講できるように配慮するべきである。 |
カ |
研修機会は増えているが,出張旅費の不足や人手不足によって,研修に参加できない職員が多いため,自己研修用のテキスト,ビデオ教材などの充実が必要である。 |
キ |
行政情報や審議会情報,改革の事例報告を図書館現場にもっと伝達することが必要である。 |