１．調布市立調和小学校整備並びに維持管理及び運営事業

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■ＰＦＩ事業の概要

事業名	調布市立調和小学校整備並びに維持管理及び運営事業
地方公共団体	調布市
担当部署	政策室
事業の目的	児童・生徒の教育環境を良好に保つため、小規模校の解消又は小規模校化の防止を含めた学校規模の適正化方策の一つとして、野川小学校及び大町小学校の両校を統合する。児童の教育効果の面はもとより生涯学習施設としての機能面、地域の拠点としての学校の役割当が十分に発揮できるよう ・ 特色ある学校づくり ・ 地域に開かれた学校づくり を目的としている。 また、既存の地域図書館の老朽化・狭小化に対応するために小学校に併設して整備し、当地域に体育施設がなかったことから、地域開放に対応可能なプールや体育館等の整備を行う。
ＰＦＩ導入のねらい	・ 財政負担の縮減 ・ 効率的・機能的な管理運営 ・ プール運営に関する民間ノウハウの活用・ニーズに対応した良質で多様なサービスの提供
事業予定地	調布市西つつじヶ丘４丁目２２番地６
敷地面積	13,286.079
延床面積	約11,000
施設内容	調和小学校地域図書館防災備蓄倉庫
事業期間	16年（うち維持管理運営期間14年８ヶ月）
事業内容	・ 施設の実施設計は市が実施済み。ＶＥ提案を応募事業者が行う。 ・ 施設の建設、維持管理業務はＰＦＩ事業者が行う。 ・ 中学校運営は市が行う。 ・ 地域図書館の運営は市が行う。 ・ 温水プールの地域開放の運営業務はＰＦＩ事業者が行う。
事業方式	ＢＴＯ方式
土地の取得等	・ 旧野川小学校敷地
サービス対価の支払	・ 本施設建設等に係る対価（割賦方式）（金利固定） ・ 維持管理・運営に係る対価 ・ プール運営に係るインセンティブ（利用者数に応じた対価、運営開始３年目より） ・ 本施設のうち、国庫補助金対象施設に係る建設費相当分及び消費税については一括して支払う。
財政上の支援措置等	国庫補助金（校舎、多目的スペース、体育館、給食室、プール）

■学校統合検討及びＰＦＩ導入検討の経緯

日程	学校統合検討	ＰＦＩ導入検討
平成9年11月	野川小学校、大町小学校統合決定
平成11年3月	実施設計完了
平成11年4月	調和小学校開校（於：旧大町小）
平成12年2月		庁内ＰＦＩ研究会の設置
平成12年3月	図面修正 債務負担行為の設定（平成12～14年度（従来方式前提））
平成12年8月		庁内ＰＦＩ研究会の報告
平成12年11月	実施方針公表
平成12年12月	特定事業の選定・公表

■事業スケジュール

実施方針の公表	平成12年11月
入札説明書（案）の公表	平成12年12月
特定事業の選定	平成12年12月
入札公告（入札説明書等の公表）	平成12年12月
ＶＥ提案書の受付	平成13年1月
入札（提案書の受付）	平成13年2月
落札者の決定	平成13年2月
ＰＦＩ事業者との契約	平成13年3月
設計建設期間	平成13年4月～平成14年7月
供用開始	平成14年8月

■事業者選定方法
総合評価一般競争入札

■事業範囲

			調布市	ＰＦＩ事業者
設計	基本設計	学校施設
		屋外運動場
	実施設計	学校施設		（ＶＥ提案のみ）
		屋外運動場
建設	各種申請業務		（補助金申請手続きのみ）
	近隣住民との調整		（施設設置）	（建物、工事）
	地質調査
	建設工事
	工事監理
	完工確認
	所有権移転業務
維持管理	学校施設	建築物保守管理
		設備保守管理
		清掃業務	（児童による日常清掃）	（トイレ・ガラス等の定期清掃）
		環境衛生管理業務
		警備	（施錠、入退出管理・巡回(利用時間内)）	（夜間等機械警備）
	プール	建築物保守管理
		設備保守管理
		清掃業務
		環境衛生管理業務
		警備
	地域開放専用施設	建築物保守管理
		設備保守管理
		清掃業務
		環境衛生管理業務
		警備	（施錠、入退出管理・巡回（利用時間内））	（夜間等機械警備）
	大規模修繕
運営	学校
	プール			（開放時のみ）
	地域開放施設

※	業務として受水槽の清掃、浄水水質検査、雨水利用設備の検査、厨房設備の点検、害虫駆除

■ＶＦＭ評価（特定事業選定においては、財政負担額の縮減割合のみ公表）

	ＰＳＣ現在価値	ＰＦＩ－ＬＣＣ現在価値	ＰＳＣとＰＦＩ－ＬＣＣの比較
特定事業選定	100	83	83％
事業者選定	4,813百万円	3,343百万円	69.5％