平成19年度第3回までの専門家会議の内容をまとめると、「教科書の改善・充実」に関しては、「練習問題の増加」、「導入の重要性、モチベーションの維持への対応」、「文章での記述の必要性」、「振り返り、つまずきへの対応」等が主な意見としてまとめられた。
本委嘱事業の報告書では、以上の内容をより具体的に教科書記述の案としてまとめていく必要がある。
具体的に教科書記述を検討していくには、専門家会議という全体の会議で議論を深めるよりは、ワーキンググループという形で各専門家委員がそれぞれの専門領域で具体的に検討し、そこでの内容を再度専門家会議に持ち寄り、報告書を作成していくほうが望ましいと第3回専門家会議で議論された。
そこで、座長と事務局で検討し、ワーキンググループのテーマについては、学習到達度調査などで課題とされている分野、本委員からの教科書に対する意見なども踏まえ、学習指導要領での領域を想定して設定した。
班については、教科書著者の方に各グループの世話係となっていただき、著者-指導主事-現職教員の3人で1つのチームとなるように設定させていただいた。
座長はじめ芳沢委員、國宗委員については特にグループを指定せずに、各グループメンバーより依頼などあれば適宜、アドバイスなどお願いし、グループに参加していただくのも可能な形式を取らせていただいた。
-- 登録:平成21年以前 --