「匿名データ」は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律(昭和31年法律第162号)第54条第2項の規定及び全国学力・学習状況調査に関する実施要領の規定に基づき、文部科学省が実施した「全国学力・学習状況調査」の集計結果を基に、都道府県名及び設置管理者名等の地域属性に関する情報や学校名等の識別ができないように加工した上で、全体の10%程度を無作為抽出したものをいう。(作成方法は、「2 匿名データの作成方法」による。)
なお、匿名データのうち、児童生徒毎に、教科調査の解答状況及び質問紙調査の回答状況等を一覧にしたものを「児童生徒匿名データ」といい、学校毎に、教科調査の平均正答数等及び質問紙調査の回答状況等を一覧にしたものを「学校匿名データ」という。以下、表1に匿名データの内容(変数)を示している。
表1 匿名データの持つ変数
注) 年度によって、変数の構成は一部異なる。
データの範囲は、公立の小中学校に在籍し、調査実施日に調査を受けた児童生徒で、10%のランダム抽出を行っている。
※ 目標精度は、抽出データの平均正答率と母集団の平均正答率の差<教科数×0.1。
・ランダムに抽出したサンプルに連番でID番号を付番
・以下の基本属性等を示す変数を削除
都道府県名(コード含む)、設置者名(コード含む)、学校名(コード含む)、答案番号、組、国公私立、本校分校、学校種別、へき地、学校の学級数規模、学校質問紙の実数回答、等。
データの範囲は、公立の小中学校で、調査実施日に調査を実施した学校で、地域規模別4分類(*1)と学校規模による階級別(*2)で層化し、層別に10%のランダム抽出を行っている。
*1 4分類とは、「大都市、中都市、その他の市、町村」
*2 児童生徒質問紙の回答人数を児童生徒数とし、10人単位で階級分けを行う。5校以下になる階級が出現した時点でトップコーティングを行い、1つ前の階級とする。
※ 目標精度は、抽出データの平均正答率と母集団の平均正答率の差<教科数×0.1。100回以上になった場合、最も母集団の平均正答率に近い回の抽出結果を採用する。
・平均正答率を四捨五入で整数値に修正
・以下の基本属性等を示す変数を削除
都道府県名(コード含む)、設置者名(コード含む)、学校名(コード含む)、国公私立、本校分校、学校種別、へき地、学校の学級数規模、学校質問紙の実数回答、等。
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