平成21年度帰国・外国人児童生徒受入促進事業に係る報告書の概要(宇都宮市)
実施団体名 【宇都宮市教育委員会】
平成21年度に実施した取組の内容及び成果と課題
1.事業の実施体制(運営協議会の構成員等)
- 宇都宮大学国際学部
- 作新学院大学人間文化学部
- 清原地区国際交流会
- 宇都宮市日本語指導講師
- 宇都宮市自治会連合会
- 宇都宮商工会議所国際交流委員会
- 宇都宮市国際交流協会
- 宇都宮市PTA連合会
- 小学校長会
- 中学校長会
- 公募委員
※他に庁内において関係部長・課長・担当者会議を実施
2.研究内容 〈具体の取組内容〉
- 宇都宮市外国人児童生徒教育推進計画策定懇談会を設置し,本市の方針及び取組を示した「宇都宮市外国人児童生徒教育推進計画」を平成21年7月に策定した。
- 本市小・中学校の状況に詳しい人材を促進員として活用し,就学希望者及び不就学者への個別対応を行った。
- 外国人児童生徒教育パンフレット及び学校教育ガイドブックの作成・配布を行うとともに,支援員を学校に派遣し保護者への通訳等を行った。
- 指導補助者(日本語サポーター)を日本語学級設置等の3校に配置するとともに,卒業時期に,支援員による当該児童生徒への日本語及び補充学習,懇談における保護者通訳を行った。
- 初期指導教室を市内2ヵ所に開設し,来日間もない又は就学予定の児童生徒等に,母語と日本語を併用した日本語及び生活適応指導を行った。
- 算数・数学,国語の授業におけるJSLカリキュラムの趣旨を生かした実践を行うとともに,教員及び日本語指導者を対象とした研修会を宇都宮市国際交流協会と共催し,年3回実施した。
- 次年度入学年齢及び不就学の外国人の子どもの保護者を対象とした郵送による就学希望の有無等の調査結果を踏まえ,戸別訪問調査を行った。
3.成果と課題
○ 本事業の取組を推進する中で,外国人児童生徒教育にかかわる様々な団体等と連携を図ることができた。今後は,市としての取組を充実・継続していくために,市,学校,家庭,地域,関係団体それぞれの役割を明確にした連携を一層推進する必要がある。
4.その他(今後の取組等)
○ 国際交流団体及び大学と連携し,教員及び日本語指導者の専門性を高める研修会等の充実を図るとともに,外国人児童生徒教育の必要性についての啓発に取り組んでいく。