子どもたちが構内でのびのびと遊んだり運動したりすることは教育上不可欠な事項であり、その環境を確保しながら安全を守る方策を検討した。具体的には、囲障・門により外部からの侵入の防御を図っている。
門扉はすべて電気錠により施錠している。来校者はインターホンを通じて事務室に連絡し、ロックを解除してもらう。
門扉は閉じられると自動的にロックがかかるようになっており、不注意などで門扉が開いたままの状態とならないように、開いている状態を知らせる制御盤と防犯カメラを事務室に設置している。
また正門には警備員を配置しており、校地周囲の巡回監視も行っている(写真上、写真2、3、4)。
不審者の侵入などの危機発生時には、各所に設けられた非常押しボタンによって危機の発生を校内に知らせ、迅速に対応できるように配慮している(写真5)。
社会的に学校防犯の課題が指摘され、本校においても学校防犯体制の見直しを行った。
前述のハード面での取組とともに、文部科学省通知の「幼児児童生徒の安全確保及び安全管理についての点検項目」等を参考に、危機管理マニュアルを作成して安全確保の周知徹底を行っている。
今後は、ハード、ソフトの両面を両立させ、ハードのみに頼らない防犯体制を確立していくことが重要であると考えている。防犯設備は、誤動作やいたずら、動作不良等が起こらないよう定期的に点検・修理を行う必要がある。
文教施設企画部施設企画課
-- 登録:平成21年以前 --