地域に開放する体育館や特別教室は、普通教室と明確に区分配置され、住民が利用する駐車場に面して地域開放専用の玄関を設けている(写真上、写真2)。地域開放用玄関は、開放時のみ学校開放指導員が開錠している。
なお、緊急時に開放部分から非開放部分への不審者侵入を防ぐため、シャッター等により物理的に区画できるようにしている(写真3)。
人の目の届きにくい場所に防犯カメラを設置し、校内LANに接続することにより、夜間休日以外は常に職員室のパソコンで監視できるようにしている(写真4、5)。
また、インターホン子機を各室に設置し、緊急時に職員室に設置してあるインターホン親機と通話することが可能である(写真6)。
敷地周囲に見通しの利くフェンスと門扉を設置し、敷地内への不審者侵入の防止を図っている(写真7)。
なお、夜間の校舎への不審者侵入に備えて、警備会社による機械警備も導入している。
校舎の移転改築を機に、設計段階において生徒の安全を第一に考え、昇降口や職員室・校長室の位置、自転車置場と駐車場等について慎重に検討を行った。
また、学校開放の実施や、人気の無い夜間への対応の観点より、外部からの不審者侵入に対する十分な防備態勢が求められた。
今後の課題として、モニター用パソコンの故障時・点検時の対応と、生徒・職員の危機管理意識をより高めるための対応(マニュアルの見直しと訓練の効果的な実施等)の充実を図る必要があると考えている。
文教施設企画部施設企画課
-- 登録:平成21年以前 --