【整備計画】ソフト・ハード両面から、きめ細かにバリアフリー化に取り組んでいる事例
滋賀県草津市
草津市では、ソフト・ハード両面から段階的にバリアフリー化の充実を図っています。
基礎情報
- 市内学校数
- 20校 小学校14校、中学校6校
- 市内児童生徒数
小学校8,221人、中学校3,867人(令和7年5月現在)
- 市内学校の建設年
- 昭和50年以前(1975年以前)(築50年以上):6校
昭和51年~平成2年(1976年~1990年)(築35年~築49年):11校
平成3年~平成17年(1991年~2005年)(築20年~築34年):2校
平成18年~令和2年(2006年~2020年)(築5年~築19年):1校
令和3年以降(2021年以降)(築4年以下):0校
- バリアフリー化の状況
令和6年9月時点、()内は令和7年度までの予定 バリアフリー
トイレ段差解消
(敷地)段差解消
(建物内)エレベーター 校舎 100%
(100%)100%
(100%)100%
(100%)100%
(100%)屋内運動場 100%
(100%)75%
(75%)95%
(95%)95%
(95%)
基本的な考え方
- 草津市では草津市教育振興計画において、インクルーシブ教育の充実を掲げ、十分に教育を受けられるための合理的配慮を充実させ、全ての子供の多様性を受け入れる環境整備を推進している。
- 学校改修の考え方としては概ね築25年を経過する小中学校を中心に大規模改造事業を実施し、その他トイレ改修、空調設備工事、防災機能強化工事を実施している。
エレベーターについて
-
平成15年に開校した小学校にエレベーターを設置したことをきっかけに、既存小中学校へのエレベーター整備を進め、平成28年度には、全ての小中学校へのエレベーター設置を完了させた。
-
エレベーターの整備は、大規模改修、耐震補強工事、校舎棟の増築等の大規模な工事と合わせて実施した。平成23年度には全校の耐震補強工事が完了したため、築25年に満たない学校や、新耐震基準で建築した学校でエレベーターが整備されていない学校は、個別にエレベーター棟を増築する工事を実施した。
| 学校名 | 場所 | 設置 | 設置内容 | |
| 小 学 校 | 志津小学校 | 校舎棟 | 平成22年 | 校舎棟増築に合わせて設置 |
| 志津南小学校 | 校舎棟 | 平成25年 | 校舎棟増築に合わせて設置 | |
| 草津小学校 | 校舎棟 | 平成20年 | 校舎棟増築に合わせて設置 | |
| 草津第二小学校 | 校舎棟 | 平成25年 | EV棟増築工事を実施 | |
| 渋川小学校 | 校舎棟 | 平成15年 | 開校に合わせて設置 | |
| 矢倉小学校 | 校舎棟 | 平成15年 | 大規模改造工事に合わせて設置 | |
| 老上小学校 | 校舎棟 | 平成21年 | 耐震補強工事に合わせて設置 | |
| 老上西小学校 | 校舎棟 | 平成28年 | 開校に合わせて設置 | |
| 玉川小学校 | 校舎棟 | 平成24年 | EV棟増築工事を実施 | |
| 南笠東小学校 | 校舎棟 | 平成26年 | EV棟増築工事を実施 | |
| 山田小学校 | 校舎棟 | 平成20年 | 耐震補強工事に合わせて設置 | |
| 笠縫小学校 | 校舎棟 | 平成22年 | EV棟増築工事を実施 | |
| 笠縫東小学校 | 校舎棟 | 平成17年 | トイレ改修工事に合わせて設置 | |
| 常盤小学校 | 校舎棟 | 平成25年 | 大規模改造工事に合わせて設置 | |
| 中 学 校 | 高穂中学校 | 校舎棟 | 平成24年 | EV棟増築工事を実施 |
| 配膳室 | 令和2年 | 中学校給食開始に伴い配膳室を増築 | ||
| 草津中学校 | 校舎棟 | 平成27年 | EV棟増築工事を実施 | |
| 校舎棟 | 平成27年 | EV棟増築工事を実施 | ||
| 配膳室 | 令和3年 | 中学校給食開始に伴い配膳室を増築 | ||
| 配膳室 | 令和3年 | 中学校給食開始に伴い配膳室を増築 | ||
| 老上中学校 | 校舎棟 | 平成22年 | 大規模改造工事に合わせて設置 | |
| 配膳室 | 令和3年 | 中学校給食開始に伴い配膳室を増築 | ||
| 玉川中学校 | 校舎棟 | 平成24年 | EV棟増築工事を実施 | |
| 配膳室 | 令和3年 | 中学校給食開始に伴い配膳室を増築 | ||
| 新堂中学校 | 校舎棟 | 平成23年 | 耐震補強工事に合わせて設置 | |
| 配膳室 | 令和3年 | 中学校給食開始に伴い配膳室を増築 | ||
| 松原中学校 | 校舎棟 | 平成19年 | 大規模改造工事に合わせて設置 | |
| 配膳室 | 令和2年 | 中学校給食開始に伴い配膳室を増築 | ||
その他整備について
- スロープやバリアフリートイレは、全ての学校に整備している(バリアフリートイレは、体育館から円滑に移動できる場所にあるトイレを利用する計画を含む)。
要配慮児童の情報収集等について
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草津市では、就学前に児童の状況や特性を確認するため、就学前相談を実施しており、学区内にいる3~5歳児の情報を把握し、配慮が必要な児童がいれば入学の1年前から、どのような支援が必要か調整を始めている(幼稚園・保育園と学校間で情報共有し、各学校が教育委員会に必要な人員等を要望)。
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また、就学前相談に合わせて、児童が入学する前に学校生活をどのように過ごすかイメージを持ってもらうため、児童と保護者と一緒に学校の現地確認を行い、どのような改修が必要かを確認している。
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例えば、草津市立志津小学校では、車いすを使用する児童や保護者の声を聞きながら、
・車の乗降の際に車いすの児童が雨に濡れないように、アプローチに屋根を設置する
・バリアフリートイレに、踏み台や体制保持・安定のための可動テーブルを設置する
・各教室と廊下の間の段差解消のために、金属板のスロープを設置する
等の整備を行った。
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特別支援学校への就学と判定された児童であっても、保護者が希望をされた学校(特別支援学校か地域の学校)に就学することができる。受け入れに当たっては、合理的配慮の範囲で、バリアフリー化を実施している。
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児童が入学した後も、日常生活に支障が出ていないか定期的に確認を行い、随時、対策を講じている。
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また、滋賀県独自の制度として、特別な教育的支援が必要な児童2名に対して、合理的配慮支援員や特別支援教育コーディネーター等への指導・助言を行うインクルーシブサポーターに対する補助を行っている(補助率:1/3)。また、市独自の制度として、合理的配慮支援員を各校1名配置している。
