(1) |
各施設部分は,相互の機能的な連携を通じそれぞれの施設機能を十分に発揮できるよう相互の位置関係に十分留意して配置することが重要である。
複数の障害に対応した施設とする場合は,各々の障害の特性に配慮し,相互の利用に支障のないよう各施設を適切に配置することが重要である。 |
(2) |
幼児児童生徒及び訪問者の動線,学校開放時の利用者の動線,スクールバス,自家用車,サービス車両等の動線を合理的に設定できるよう校門や各施設部分を配置することが重要である。また,救急車両が保健室周辺まで安全かつ円滑に到着できるよう動線を設定することが重要である。 |
(3) |
避難時の動線の設定に十分留意して,幼児児童生徒にとってわかりやすく,かつ,記憶しやすいように各施設部分を配置することが重要である。 |
(4) |
各施設部分で行われる活動の雰囲気づくりに配慮して配置することが重要である。 |
(5) |
各施設部分について,それぞれに必要とされる機能,利用形態等に応じ,適切な日照,通風等の環境を確保できるよう配置することが重要である。
【病弱に対応した施設】: |
病気の種類等に応じ自然環境を適切に制御できるように配置することが重要である。 |
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(6) |
施設全体の調和,周辺の町並みとの調和等に配慮した配置構成とすることが望ましい。 |
(7) |
他の文教施設等との複合化を計画する場合は,施設間の相互利用・共同利用や管理運営が円滑に行われるよう各施設を適切に配置することが重要である。特に,誘導設備等の設置に関しては,施設全体として一貫性をもたせることが重要である。
【肢体不自由又は病弱に対応した施設】: |
併置する病院等との間の行き来において伝染経路を絶つことができるような各施設の配置とすることが重要である。 |
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(8) |
幼稚部,小学部,中学部又は高等部のうち複数の部を有する場合は,全体のまとまりとともに各部の屋内外施設のまとまりを確保できる配置構成とすることが望ましい。
また,複数の障害に対応した施設とする場合は,全体のまとまりとともに各障害に対応した施設の屋内外施設のまとまりを確保できる配置構成とすることも有効である。 |
(9) |
同一敷地内に複数の特別支援学校を併置する場合は,施設間の相互利用・共同利用,管理運営や相互の交流等が円滑に行われるようそれぞれの学習・生活に必要な環境を確保しつつ,各施設を適切に配置することが重要である。 |
(10) |
防犯上の観点から,死角が生じないよう各施設の配置を計画することが重要である。 |