平成20年2月
◇ | 文部科学省高等教育局大学改革推進室からGPに関する情報等を随時お届けしています。 「GP」とは「優れた取組」を表す「Good Practice」の頭文字をとった通称です。 |
◇ | 「特色ある大学教育支援プログラム」の通称を「特色GP」、「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」の通称を「現代GP」と言っています。 |
◇ | ご登録いただいている各大学・短期大学・高等専門学校から学内の関係部署や希望者に転送する際は、お手数ですが担当の方は、転送メールであることを示した上で転送してください。 |
●INDEX●
◇ | [大学教育改革プログラム合同フォーラムの開催間近] | ||||||
◇ | [平成20年度予算案のプログラム概要について]
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◇ | [GP選定取組の実施状況レポート(大阪経済大学)] | ||||||
◇ | [編集後記-編集部(現代GP担当)大学改革推進室改革支援第二係長 丸岡充] |
●[大学教育改革プログラム合同フォーラムの開催間近]●
「大学教育改革プログラム合同フォーラム」が、いよいよ今週末の9日(土曜日)、10日(日曜日)に「パシフィコ横浜」にて開催されます。
入試シーズンというあわただしい時期にもかかわらず、非常に多くの方から参加登録をいただいており、基調講演をはじめいくつかの分科会では入場をお断りしなければならない状況になっていますが、それ以外の分科会やポスターセッション(これは登録不要)については、まだまだ来場していただくことが可能です。多くの方のご来場をお待ちしております。
◇◆合同フォーラムに参加登録された方へ◇◆
合同フォーラムの基調講演、パネルディスカッション、分科会へ参加される方は、はじめにパシフィコ横浜会議センター2階総合受付にて受付を行ってください。その際、「参加申込受付完了メール」(参加登録をされた際に返信されたメール)をご持参ください。
※ | フォーラムの詳細や分科会参加のご登録はこちらからお願いします。 フォーラム詳細・事前登録URL http://www.bunkyo1.org/ (※財団法人文教協会 平成19年度「大学教育改革プログラム合同フォーラム」ホームページへリンク) |
●[平成20年度予算案のプログラム概要について]●
平成20年度の新規プログラムを中心に概要やポイントを説明しますので今後の検討の参考としてください。
(1) | 質の高い大学教育推進プログラム 予定額 86億円 本プログラムは、特色GPと現代GPを発展的に統合し、大学、短大、高専の教育の質向上に向けた様々な取組を積極的に支援しようとするものです。 募集は、大学等がそれぞれの人材養成目的に沿った確実な計画のもとに大学等の教育の質向上を図ろうとする取組を対象としており、例えば、従来現代GPに申請できたような個別の政策課題に対応した取組についても、申請を受け付けられるようにしたいと考えております。 また、本プログラムを通じて、各大学等の人材養成目的の明確化やFDの実施義務化といった大学設置基準等の制度改正(平成20年4月施行)への積極的な対応とともに、アドミッション、カリキュラム、ディプロマの3つのポリシーの明確化など教育の質向上への取組強化を促進したいと考えています。そのため、各大学等の制度改正等への対応について申請書に記載していただく方向で検討を進めています。各大学等におかれては、申請される教育プロジェクトの検討とともに、これらの制度改正への積極的な対応を進めていただくことが期待されます。 申請や審査に係る事項、スケジュール等については、今後、有識者・専門家等で構成される実施委員会を組織し検討を進めたいと考えております。内容について固まり次第お知らせしていく予定ですので、各大学等におかれては、意欲的な取組への御検討をお願いしたいと思います。 【本件担当】 大学振興課大学改革推進室 03-5253-4111(内線3319) |
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(2) | 戦略的大学連携支援事業 予定額 30億円 本事業では、国公私立の複数の大学、短期大学、高等専門学校による「戦略的な連携」を積極的に進めることにより、
これまでの国公私立を通じた各支援プログラムとは異なり、連携する大学等間の将来目標や連携効果等を盛り込んだ「大学間連携戦略」を策定し、申請書と併せて提出していただきます。事業期間は最長3年間としていますが、「大学間連携戦略」については、その事業目的を明確にするため、事業期間内にとどまらない、概ね10年程度を見通した将来目標や大学等の目指すべき方向性等について具体的に記載していただく予定としています。 申請件数や事業規模など、申請に当たっての必要条件については鋭意検討しているところですが、まずは連携を予定される大学等間で「大学間連携戦略」についてご検討いただくとともに、これまでの連携実績との違い、つまり新規性や発展性についても併せて整理・検討いただくことが必要であると考えています。 【本件担当】 大学振興課大学改革推進室 03-5253-4111(内線3321) |
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(3) | 国際共同・連携支援事業 予定額 5億円 本事業では、各大学の国際化戦略に基づいた総合的体系的な取組や、海外大学との教育連携に係る活動の中で将来のより密接な教育連携に資する取組など、各大学の海外大学との交流の進捗段階に応じたきめ細かい支援が行えるよう、申請区分(総合戦略型、交流プログラム開発型)を設けています。 総合戦略型は、大学院(博士課程後期を除く。)を対象に、
一方、交流プログラム開発型は、大学、短期大学、高等専門学校(以下、大学等)を対象に、
これらの支援により、各大学等の国際化戦略プランの明確化を図るとともに、海外大学等との交流・連携の促進を一層加速し、我が国の大学教育の質向上への取組強化を促進したいと考えています。 なお、申請件数や事業規模など、申請に当たっての必要条件については鋭意検討しているところですが、各大学において将来的な国際連携に係る取組、例えば、国内大学間で共同して海外の大学等と連携を図る取組等をご検討いただくとともに、特に総合戦略型については、従来実施してきた戦略的国際連携支援事業や先端的国際連携支援事業との違い(総合性・体型性)を明確にしつつ、新規性や発展性についても整理・検討が必要だと考えております。 【本件担当】 高等教育企画課国際企画室 03-5253-4111(内線3352) |
●[GP選定取組の実施状況レポート(大阪経済大学)]●
GP選定取組について、編集部が直接大学等を訪問し、取組内容などのお話を伺ってきました。
今回は、大阪経済大学の取組について紹介します。
大阪経済大学
「地域に開かれた体験型環境・まちづくり教育-市民共同発電所づくりとまちづくり産業振興プログラムの創造-」
(平成18年度現代GP選定取組)
この取組は、地域の主に環境保護の課題について、地域住民と学生が協力して取り組むことにより、学生の問題解決能力の育成を図ろうとするもので、導入教育や各種演習、課外活動を通じて学生に地域の環境問題に目を向けさせるようにしており、具体的には、温暖化対策に関する行動計画を市民とともに立案したり、太陽光発電やバイオ燃料に関する取組を進めるなど様々な取組が行われています。
担当の先生からのお話によると、この取組により、地域とのつながりが増え、地域と連携しながら教育を行う仕組みが整ったことと、正課の授業化が進んだとのことです。また、学生の学習への動機付けという面で、取組に参加した学生には目に見える効果が現れており、これを数年続けていけば一定の成果が得られるのではないかとのことでした。
今後は、地域における環境問題への取組のみならず、地域の他の課題に取り組むことで、学内においても教員の参加・関与を広げていきたいとお考えのようでした。教員の負担増に対する懸念もあるようでしたが、現代GPとしての取組終了後も得られた成果や教育手法を何らかの形で発展させていくことが期待されます。
(大阪経済大学の取組についてはこちらから)
http://www.osaka-ue.ac.jp/gp2006/
(※大阪経済大学ホームページへリンク)
●[編集後記-編集部(現代GP担当)大学改革推進室改革支援第二係長 丸岡充]●
現在、編集部(大学改革推進室)では、合同フォーラムの準備や新プログラムの公募に向けた検討、20年度の補助金交付に向けた作業などを並行して進めています。いずれも歯ごたえがある仕事ですので、時間のやりくりに苦労しているところです。
さて、いよいよ合同フォーラムが開催されます。
基調講演や分科会など、様々なメニューを御用意していますが、この中でもポスターセッションは、来場者の積極的な参加で成り立つプログラムであるという性格を持っています。ポスターセッション出展校の先生方には、各取組に関して情報発信や来場者との意見交換を行うために、様々な展示物や配付物の用意など、準備を進めていただいていますので、来場される皆様も一つでも多くのブースをまわって、情報収集・情報交換を行っていただければと思います。また、文部科学省ブースでもいろいろと資料を用意してお待ちしておりますので、遠巻きに眺めるだけでなく、ぜひお立ち寄りください。
◆ | 「大学教育改革の今-現場レポート-」の投稿について随時受け付けております。投稿を希望される場合は、以下の第50号の要領に従い編集部(daikaika@mext.go.jp)までお寄せください。皆様からの積極的な投稿をお待ちしております。 https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/tokushoku/05060601/051.htm |
◆ | 大学改革GPナビ編集部では、現在の大学改革の状況を広くご理解いただくことを目的として、全国各地でのイベント等に出向いてご説明に上がることも考えています。ご希望される大学がございましたら、編集部までご連絡ください。 |
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