大学改革GPナビ-Good Practice-(第23号)

平成18年3月20日

  • 文部科学省高等教育局大学改革推進室からGPに関する情報等を随時お届けしています。
     「GP」とは「優れた取組」を表す「Good Practice」の頭文字をとった通称です。
  • 「特色ある大学教育支援プログラム」の通称を「特色GP」、「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」の通称を「現代GP」と言っています。
  • ご登録いただいている各大学・短期大学・高等専門学校から学内の関係部署や希望者に転送する際は、お手数ですが担当の方は、転送メールであることを示した上で転送してください。
  • 平成18年1月から「大学改革GPナビ」の一般配信が可能となりました。配信をご希望の方は以下のURLから申し込みをお願いします。
  • メールマガジンの配信について

INDEX

  • 平成17年度現代GPフォーラム報告
  • 平成18年度特色GP・現代GP説明会当日配付資料
  • レポート
    (1)GP情報発信レポート(2)
    (2)年次計画履行状況調査の結果等について(平成17年度)
    (3)特色GP・現代GP申請にかかる相談会について
  • 関連記事掲載のお知らせ
  • GPに関するQ&A
  • 編集後記-副編集長(大学改革推進室室長補佐)高山 宏

平成17年度現代GPフォーラム報告

 3月4日(土曜日)に東京ビッグサイトにおいて平成17年度現代GPフォーラムを開催しました。参加申し込み開始後1週間で締め切らざるを得なかったグループディスカッション会場も出るなど、大きな反響をいただきました。参加者はのべ2,000人を超え、熱気あふれるフォーラムとなりました。
 ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。また、来場が叶わなかった皆様に是非次の機会を活用していただけるよう努めていきたいと思います。
 当日来場いただいた方を対象に行ったアンケートを通じ貴重なご意見・示唆をいただいています。次の機会に活かしていきたいと考えていますので、回答がまだの方におかれましてはFAX(03-6734-3387)までお寄せください。

平成18年度特色GP・現代GP公募要領等説明会当日配付資料

 2月28日(火曜日)及び3月3日(金曜日)に実施しました平成18年度特色GP・現代GP公募要領等説明会時に配付した資料を下記URLに掲載しました。この資料は18年度申請の検討をより円滑に進めていただくために作成したものです。是非ご活用ください。
 説明会での質疑応答を踏まえ現代GPQ&A追加版も掲載しました。

 なお、公募要領等説明会(東京会場)及び現代GPフォーラム会場において以下の忘れ物をお預かりしております。
 心当たりのある方は、03-5253-4111(内線3321)までご連絡ください。

忘れ物内容

  • バッグ(公募要領等説明会・東京会場)
  • マフラー、パソコンケーブル(現代GPフォーラム)

レポート

 高等教育に関する最新の話題などについてお届けします。

(1)GP情報発信レポート(2)

 GPの情報発信について実践例などをレポートしています。

学生・卒業生・一般の方の声を掲載しているwebサイト

 文部科学省で実施したアンケートに寄せられた意見の中にも学生等が、GPにどう関わっているのか、どう感じているのか知りたいという意見がありました。
  取組の中には学生・卒業生・一般の方の声を掲載しているwebサイトがあります。

 高校生や一般の方がGPに触れて感じた思いや期待を知ることもとても大切なことではないでしょうか。

ちょっと気になる情報発信

 学生の学習活動の様子を画像で紹介しています。更新回数も多く学生達が今現在活動している息遣いまで聞こえてきそうです。

 今後も取組の情報発信について様々な視点からレポートしていきます。

(2)年次計画履行状況調査の結果等について(平成17年度)

 文部科学省では、設置認可した新設の大学等を対象に,大学設置・学校法人審議会(設置審)の協力を得て、「年次計画履行状況調査」(通称:アフターケア(AC))を実施しています。平成17年度ACの結果(3月3日公表)、調査対象582件(平成14年度以降の認可案件)のうち、42件に「留意事項」を付し改善を求めています。特に、法令に抵触する又はその疑いのある4大学に対しては、「改善勧告」のための調査(学校教育法第15条第4項)の可能性を示唆し、強く是正を促しています。
  設置審は,ACの結果について、概ね「設置計画の確実な履行が図られている」としながらも、一部で「当初の見積もりの甘さや,設置計画を履行する責務への認識不足などを背景に、大幅な変更がなされていたり、あるいは、予定していたりする事例が見られた」と総括し、認可された設置計画が「社会に対する約束」であることを強調し、各大学の理解を求めています。
 「事前規制から事後チェックへ」という規制改革の流れの中、「大学の質保証」の仕組みとして、今まで以上に「事後チェック」としてのACが重要となります。今回から「留意事項」を文部科学省のホームページに掲載していますが、この公表を契機として、関係大学はもちろん各大学においても、個々の特色を踏まえつつ、主体的な改善の努力が望まれます。

  • 平成17年度年次計画履行状況調査の結果はこちら

(3)特色GP・現代GP申請にかかる相談会について

 3月15日(水曜日)に岡山市西川アイプラザにおいて18年度の申請にかかる事前相談会を行いました。会場では、18年度の変更点やプログラムの趣旨・目的についての質疑応答を行いました。来週3月22日(水曜日)には仙台にて相談会を行います。
 また、今回の事前相談会に大変多数のお申し込みをいただきありがとうございました。ご希望に添えなかった大学等関係者及び新たに発生した申請に関する質問等は随時文部科学省でもお受けしていますのでご連絡をお待ちしています。

会場の案内 相談の様子1 相談の様子2

関連記事掲載のお知らせ

 文部科学時報3月号(発行 株式会社ぎょうせい)では、平成18年度の特色GP・現代GP公募関係及び過去に選定された取組の活動状況等について、以下の短期大学、高等専門学校からの報告を紹介します。

(報告1)平成17年度特色GP選定取組
  富山県立大学短期大学部「フィールド実習をコアとした流域環境教育」

(報告2)平成16年度現代GP選定取組
  長野工業高等専門学校「地域企業と取組む長期インターンシップ制度」

 なお、文部科学時報では、平成18年5月号から連載で特色GP・現代GP選定取組について大学等からの報告を紹介することを予定しています。

(参考)

GPに関するQ&A

「大学改革GPナビ-Good Practice-」メールボックス(daikaika@mext.go.jp)に対して、よくいただく質問にお答えします。

(Q)
 大学改革推進等補助金は、交付決定までの手続き過程で、事業計画や経費の内容確認が行われると聞いています。大学としては渡しきりのような補助金が使い勝手がよいのですが、何とかなりませんか。

(A)
 本補助金は、特色GPや現代GP等で選定された教育改革に資する取組を実施する経費を支援するものですので、年度計画をたて確実に事業が実施されるよう事前に事業計画や経費の内容を確認する必要があります。
 また、補助事業の内容を変更する場合は、事前に文部科学大臣の承認を得なければなりませんが、全ての事案に変更承認を求めることは、行政手続きや経費使用の効率性の観点から適当ではありません。したがって補助事業の内容の「軽微な変更」の場合は、補助事業者の判断によって事業内容の変更ができることとしています。(交付要綱第7条参照)
 しかしながら、本補助金は国民の税金により賄われているため、補助事業者は事後において補助事業上の関連性、必要性等の説明責任が果たせるようにすることが重要となります。

編集後記-副編集長(大学改革推進室室長補佐)高山 宏

 現代GPフォーラム・パネルディスカッションで印象深かったことの一つに、高等学校関係者等へのわかりやすい情報提供が必要という意見がありました。

 昨年、政府広報関係者に「GPを活用した大学教育改革」の必要性や有効性を理解していただけた結果として、衛生放送(CS)朝日ニュースターの政府広報番組「政策対談・明日への架け橋」で、「国公私立大学を通じた大学教育改革の支援」(4月2日)と「大学教育改革のいま」(12月17日)の2番組が放映されました…が、実は、地上波による政府広報番組に採用されなかったという裏腹の結果でもあったのです。その理由は、「大学教育改革は一般の理解が難しい」。
  また、先般全国約5,500校の高等学校を対象に実施した「情報提供等に関するアンケート」の集計結果(現代GPフォーラムで配付)を見ても、高等学校側のニーズを掴むことの難しさ、そして情報提供の重要さを改めて思い知りました。

 「わかりやすさ」を「身近さ」に置き換えることは安易かもしれませんが、多くの方に、各大学等の現場で教育改革に汗をかく教職員の方々のことを、身近に感じてもらえるメールマガジンになれるよう工夫を図るなど「わかりやすい」情報提供に努めていきたいと思います。
  29年ぶりの選手兼監督のF田体制の燕球団はオープン戦最下位ですが、セリーグ開幕までの2週間の調整に期待します。そして、現代GPの申請期限まで4週間を切りました。各大学等からの1件でも多くの申請があることを期待しています。

  • GPをはじめとする「国公私を通じた大学教育改革の支援」についての質問や提言などありましたら、daikaika@mext.go.jpまでメールを送信してください。
     お送りいただくメールの件名はセキュリティの関係上、必ず「大学改革GPナビ(件名)」の形式でお願いします。
     なお、ご質問等に関しては、個別にお答えしてまいりますが、皆さま方にご紹介することが適当と思われるものなどについては、ご質問をいただいた方に確認の上、大学改革GPナビ「GPに関するQ&A」などで回答する場合もあります。
  • このメールは送信専用メールアドレスから配信されています。
     このままご返信いただいてもお答えできませんのでご了承ください。
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編集長: 文部科学省高等教育局大学改革推進室長 伊藤 学司
発行: 文部科学省高等教育局大学改革推進室
〒100-8959 東京都千代田区丸の内2-5-1
03-5253-4111(内線:3319、3321)


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