平成11年度科学技術振興調整費の採択課題について

国際共同研究総合推進制度

平成11年4月22日
科学技術庁

 本日の科学技術会議政策委員会において、平成11年度科学技術振興調整費国際共同研究総合推進制度の採択課題が決定されましたのでお知らせします。

1 制度の概要

 国際共同研究総合推進制度は、海外との科学技術協力を強化するため、将来における国際共同研究の芽の育成から多様なニーズに対応した国際共同研究の実施に至るまで、一体的かつ総合的に推進する制度として設立。現在、同制度のもと、「国際研究交流促進」及び「国際共同研究」が実施されている。

1.国際研究交流促進

  • (1)国際研究交流育成(85課題)
     国際ワークショップ等の可能性を探るとともに、国際研究交流の効率的・効果的な推進に資するために、研究者を派遣・招へいし、萌芽段階から国際研究交流を育成する。
  • (2)国際ワークショップの開催(42課題)
     各国の研究の動向、協力のニーズに応じて、研究者が一堂に会して将来の国際共同研究の可能性を探る機会を提供するため、国際ワークショップを開催する。

2.国際共同研究

  • (1)二国間型国際共同研究(126課題)
     重要協力分野において、我が国の国立試験研究機関と単一の相手国の試験研究機関間で実施される共同研究を推進する。
  • (2)多国間型(新規1課題・継続1課題)
     我が国を含む複数国にまたがる広範な地域において、グローバルな視点に立ち共通して取り組むべき研究領域について、海外の研究機関との有機的な連携の下で、人的及び情報のネットワークを構築しつつ共同研究を推進する。

2.今年度新規課題採択までの経緯

平成11年2月、国際共同研究総合推進制度の一層の充実を図るため、政策委員会の下に国際共同研究小委員会(主査:大橋秀雄工学院大学学長)の設置。平成11年度新規課題については、同小委員会委員にも相談しつつ選定を行い、本日の政策委員会において決定された。

お問合せ先

科学技術庁科学技術振興局国際課

信濃、武田
電話番号:03‐3581‐5271(ex.522)

(科学技術庁科学技術振興局国際課)

-- 登録:平成21年以前 --