3.評価結果の政策への反映状況

2.事業評価結果の政策への反映状況

(2)継続事業評価

成果重視事業関連

ナンバー 事業名 主管課
(関係課)
評価結果の概要 評価結果の政策への反映状況
改善事項等 平成19年度予算概算要求額等
かっこ平成19年度予算額)
1 ナショナルバイオリソースプロジェクト(ラット・ショウジョウバエ) 研究振興局ライフサイエンス課  平成17年度においては、実施機関における体制の整備も進み、生物遺伝資源の収集保存・提供は着実に実施されている。また、これらの提供されたリソースを利用した研究も推進されており、ライフサイエンス研究の戦略的・重点的な推進に資している。
 具体的には、ラット目標保存系統数285系統に対し336系統、目標提供系統数80系統に対し195系統。ショウジョウバエ目標保存系統数32,710系統数に対して29,913系統、目標提供系統数11,100系統に対して37,370系統であり、想定どおりの効果が得られた。
 リソースの収集については順調に進捗しているが、さらに系統的、体系的に収集するとともに、第3期科学技術基本計画(平成18年3月閣議決定)において、量的観点のみならず、質的観点も踏まえ、2010年までに世界最高水準を目指して整備すると挙げられているように、利用者からの意見の反映等を通じて、ニーズに合った高品質のリソースの収集・保存・提供を目指すとともに、ライフサイエンス研究に必要な研究基盤としての位置づけを踏まえ、プロジェクト期間終了後の体制についても基本計画の示す目標を目指し、継続的に事業を展開する必要がある。
【事業の推進】
 平成18年度はラット保存系統数405系統、提供系統数100系統、ショウジョウバエ保存系統数36,300系統、提供系統数16,100系統を目標として、体系的に収集・保存・提供する体制の確立を図っている。

かっこ1,776百万円)
  • 平成19年度から23年度の5年計画とする「ナショナルバイオリソースプロジェクト」として2,132百万円を概算要求に盛り込み、平成19年度予算において1,776百万円が計上された。
2 一般廃棄物・バイオマスの複合処理・再資源化プロジェクト 研究開発局海洋地球課地球・環境科学技術推進室  リーディングプロジェクト「一般・産業廃棄物・バイオマスの複合処理・再資源化プロジェクト」として、産学官の連携により研究開発を進めてきた。平成17年8月に科学技術・学術審議会研究計画・評価分科会による中間評価を実施し、引き続き推進することが適切という評価を得た他、平成18年3月に行われた成果報告会においては、同分科会地球環境科学技術委員会の委員等による講評を実施し、全体的に研究開発は概ね順調に進捗しているとの評価を得ている。以上の状況を踏まえ、順調に進捗していると判断。  研究グループの連携を強化していくため、廃棄物技術や法規等に詳しくプロジェクト運営にも見識のあるアドバイザーを新たに迎えるとともに、各グループ間の協力関係を作りながら、社会シナリオを検討、要素技術評価、システム評価を行うグループを立ち上げている。 475百万円
かっこ306百万円)
3 都市エリア産学官連携促進事業(発展型) 科学技術・学術政策局基盤政策課地域科学技術振興室(研究振興局研究環境・産業連携課)  本事業の対象地域は、都市エリア産学官連携促進事業3年間を通じ、産学官連携の基盤整備や共同研究等が着実に行われ、共同研究参加企業数、特許出願件数の増加に加え、地域独自の研究成果から革新技術や新事業が生まれ始めており、国による継続的な支援により、今後の発展が特に見込まれると専門家に評価された地域である。
 このため、本事業を発展的に継続させることで、これまで以上に、特許出願件数、事業化等件数の増加が図られ、継続的な新産業の創出につながると考えられる。
 引き続き効率的な事業運営を図る。 3,000百万円
かっこ2,800百万円)
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