2018年ユネスコ/日本ESD賞受賞者の発表について

このたび、2018年「ユネスコ/日本ESD賞」の受賞者について、下記のとおり決定した旨、ユネスコ本部から発表されましたので、お知らせします。

【ユネスコ/日本ESD賞】

世界中のESDの実践者にとってより良い取組に挑戦する動機付けと、優れた取組を世界中に広めることを目的として、2015年に日本政府の財政支援により創設されたもの。

期間:グローバル・アクション・プログラムが実施される2015年-2019年の5年間
奨励金:1件当たり5万米ドル
受賞対象:グローバル・アクション・プログラムの5つの優先行動分野のうち、一つ以上の分野で活発に関与している個人又は団体
公募・選考:ユネスコ加盟国又はユネスコNGOの推薦(最大3件まで)に基づき、外部有識者からなる審査会による選考を経て、ユネスコ事務局長が決定
選考基準:1. 社会的な変化を促す取組がなされていること
           2. 社会、経済、環境の三つの分野を一体的に取り扱っていること
           3. イノベーションを促すアプローチを採用していること

【選考結果】

・Namib Desert Environmental Education Trust(ナミビア)
 ナミブ砂漠奥地で、小学生、コミュニティ・グループ、教員、保護者のためのESDに関する実践的な集中訓練を提供するプロジェクト「ナミブランドに係るナミブ砂漠環境教育トラストセンター」を実施。実験的で変革的な学習を通じて、持続可能な生活を実践する。また、エネルギー、ゴミ、水に焦点を当て、若者が貧困を克服するのに役立つ。

・Kalabia Foundation(インドネシア)
 実験的プログラム「コーラル・トライアングル中心部のための環境教育」を実施。地方教員を配属した34mの船で構成し、双方向の海洋保全教育を西パプアにある遠隔沿岸部の村に提供する。地域の若者は、コミュニティの自然資源の知識等を獲得し、特徴的な生態系を保護する責任感を身につける。

・Let's Do It Foundation(エストニア)
 誤った廃棄物管理に関連した環境的・社会的問題に取り組む国際プロジェクト「世界清掃デー」「清潔保持」を実施。当初はエストニアの国家スキームで開始し、現在ではゴミ処理及び廃棄物管理計画の開発のために、コミュニティのためのクラウドソーシングで113か国の2,000万人のボランティアを動員。

参考:ユネスコウェブサイト(※ユネスコのホームページへリンク)


<担当>
文部科学省国際統括官付
国際統括官付専門官 徳留 丈士(内線2595)
ユネスコ第二係長 田中 洋美(内線3402)
電話:03-5253-4111(代表)、03-6734-3402(直通)
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