学士課程教育「審議のまとめ」を受けた当面の取組について(案)

 今後、各界の意見を踏まえ、夏前を目途とする答申のとりまとめを進めるとともに、それと併行して以下の取組を進めていく。

  1.  各種会議等を通じて「審議のまとめ」の内容を大学関係者をはじめとする各方面へ普及・周知し、各大学における主体的な改善を促す。
  2.  平成20年度から施行される改正大学設置基準(教育研究目的や成績評価基準の明示、授業計画の作成、FDの実施など)を踏まえた取組などのフォローアップを実施する。
  3.  平成20年度予算案に盛り込まれている各種関係事業(注)を通じ、「審議のまとめ」を踏まえた優れた実践の支援や先導的な取組を支援する。

    (注)主な関係事業【予定額】
    「質の高い大学教育推進プログラム」(新規)【86億円】
    「戦略的大学連携支援事業」(新規)【30億円】
    「国立大学法人運営費交付金特別教育研究経費等(教職員の資質等の向上支援)」【837億円の一部】
  4.  大学教育の質保証等に関する改革の方策について、その具体化に向けた調査審議を本格的に開始する。当面、以下の取組から着手する。

    ○ 大学分科会に認証評価等特別委員会を新設し、評価システムの在り方を検討
    ○ 分野別質保証の枠組みづくりについて、日本学術会議に対し「審議依頼」
    ○ 大学設置基準等の見直しに向けた基礎的な実態調査の実施
    ○ 「学習成果」の評価・測定に関する調査研究の推進、OECD国際調査のフィージビリティ・スタディの検討体制の整備

    注)学士課程教育に関する答申以降、質保証の在り方について本格的に審議
  5.  平成21年度予算要求に向け、「学士力」達成など学士課程教育の構築に向けた取組を総合的・体系的に推進する方策を検討する。
  6.  大学団体等との連絡協議の場を設けるなど、関係者間で主体的な取組が推進される環境づくりを行う。

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(研究振興局振興企画課学術企画室)