別添2 平成30年度公募から適用する「系・分野・細目表」(仮称)のイメージ

○細目数の目安
・現在の細目数(321)の2分の1程度(160前後)を目安として検討を進める。

※30年前(昭和58年度)には既に191細目があった。今回の見直しは、将来の我が国の学術研究の振興のために極めて重要な見直しであり、新たな研究分野や異分野融合の研究を積極的に推進し、研究のグローバル化に対応するため、現在の半分程度の細目数を目安とする。

○具体的な検討方法等
・現在の分科細目表の名称は、「系・分野・分科・細目表」で、分野区分が4段階になっている。平成30年度公募からは「系・分野・細目表(仮称)」(以下、「細目表」という。)とし3段階としてはどうか。現在の「細目」をキーワード一覧に整理し、更に細目数を大幅に減らすと、「分科」と「細目」を分けておく必要がなくなる。(細目表をシンプルにする)。

・細目表の名称については、過去のしがらみ(科研費の審査希望分野の分類表という本来の役割に加え、我が国の学問分野を分類し設定するものとして研究者から受け止められていること)を払拭するのであれば、例えば、「審査希望分野表」とし、分野の区分名称である「系」、「分野」、「細目」は、「大区分」、「中区分」、「小区分」などの名称にすることも検討する。

・現在の「細目」は、基本的にキーワード一覧として整理する。(第一段審査委員の配置単位とする。)

・現在「分科数」は79ある。細目表においては、現在の「分科」レベルの分野を「細目」とする。(設定数の目安160前後)。(第二段審査委員の配置単位とする。)

・現在「分野数」は14ある。細目表においては、現在の各系の分野数を目安とする。

・細目表のイメージは「別紙」参照。新たな細目数は、平成25年度の各系の応募件数の割合に応じて割り振ったもので、あくまで目安であり、系毎の細目数の増減は柔軟に行えるが、全体の細目数は増やさない。

○系・分野・細目表(イメージ)

分野数の目安

細目数の目安

備考

総合系

3分野程度を目安とする。

総合系全体で25細目を目安とする。

 

人文社会系

3分野程度を目安とする。

人文社会系全体で30細目を目安とする。

 

理工系

4分野程度を目安とする。

理工系全体で35細目を目安とする。

 

生物系

4分野程度を目安とする。

生物系全体で68細目を目安とする。

 

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研究振興局学術研究助成課