資料6 「系・分野・分科・細目表」の大幅な見直しについて(報告)

平成26年2月5日
科学技術・学術審議会学術分科会
科学研究費補助金審査部会

○現在、分科細目表等の設定に当たっては、日本学術振興会が改正案を作成し、その改正案に基づき、科学技術・学術審議会学術分科会科学研究費補助金審査部会(以下、「審査部会」)が審議・決定を行っている。

○昨年10月8日、審査部会において、「『系・分野・分科・細目表』の見直し並びに『時限付き分科細目』及び『特設分野』の設定に当たっての基本的考え方」(以下、「基本的考え方」)(別紙)が決定された。

○この基本的考え方には、分科細目表の大幅な見直しについて、以下のような基本的事項等が記載されており、以下の点が主なポイント。また、日本学術振興会には、本年6月13日(金)までに審査部会にその検討結果の報告を依頼。

(1)大幅な見直しをこれまでの「10年毎」ではなく「5年毎」に行い、細目数の大幅な減少(現在の細目数(321)の2分の1程度(160前後)が目安)を検討。
(2)分科細目表が我が国の学問分野を分類し設定するものではないことを明確にするため、名称の変更も検討。
(3)これまで細目数は改正のたびに増え続けており、審査の精度向上の観点からは評価できるが、細分化が進むと新たな研究分野や異分野融合の研究は応募しにくい面などもあるため、現行表との連続性・整合性等に配慮した調整を行いつつも、現行表を前提とすることなく、学術の動向を踏まえた理想的な在り方に関する検討を踏まえつつ、抜本的な見直しを行う。

【今後の検討スケジュール】
 ・平成26年6月 日本学術振興会から審査部会に検討結果の報告
            (以後、日本学術振興会と審査部会で必要に応じて意見交換)
 ・平成27年1月 審査部会で平成30年度公募から適用する分科細目表見直しに当たっての基本的考え方を決定

            ~日本学術振興会における改正案の作成、審査部会における審議等~

 ※平成29年1月頃 平成30年度公募から適用する分科細目表を決定

別紙 「系・分野・分科・細目表」の見直し並びに「時限付き分科細目」及び「特設分野」の設定に当たっての基本的考え方
別添1 「系・分野・分科・細目表」のこれまでの主な変遷
別添2 平成30年度公募から適用する「系・分野・細目表」(仮称)のイメージ

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