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Home > 政策・施策 > 審議会情報 > 科学技術・学術審議会 > 研究計画・評価分科会 > 情報科学技術委員会 計算科学技術推進ワーキンググループ(第3回)配付資料 > 資料2−2 > 3


3. まとめ
   今回のHPC(High Performance Computing)ベンダーからのプレゼンテーション内容から、超高速計算機システム開発に関する以下のような点が明らかとなった。

 マルチスケール・マルチフィジックスなシミュレーションを実現するためには、実効性能で1ペタフロップス超の超高速計算機システムの開発が必要である。

 この将来の超高速計算機システムの開発は、日本の科学技術及び産業分野における国際競争力の向上のみならず、気象・災害予測や災害の影響予測といった、安全・安心な社会の構築にも貢献するものであり、その必要性はますます高まる。

 しかしながら、既存技術の延長では、例えば半導体微細加工技術が進むなか、リーク電流による消費電力の増大がCPUの高速化を阻害することや、既存の電気伝送技術ではCPU―メモリ間伝送速度の高速化に限界があるなど、物理的な「高速化の壁」が存在することが明らかとなった。

 このような、「高速化の壁」を突破するための喫緊の課題として、CPUの高速化CPU−メモリ間伝送速度の高速化ノード間伝送速度の高速化低消費電力化・冷却能力の向上等のハードウェア要素技術について、ブレークスルーを実現するための研究開発が必要である。
  以上

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