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Home > 政策・施策 > 審議会情報 > 科学技術・学術審議会 > 研究計画・評価分科会 > 情報科学技術委員会 計算科学技術推進ワーキンググループ(第3回)配付資料 > 資料2−2 > 1


1. はじめに

   計算科学技術は、伝統的な科学技術研究の方法であった理論と実験に加え、新たに「第3の方法」として、現代科学技術の発展に大きな役割を果している。今や計算科学技術は、科学技術の重点4分野であるライフサイエンス、情報通信、環境、ナノテクノロジー・材料分野におけるキーテクノロジーの研究開発や、宇宙開発、核融合等のビッグサイエンスのみならず、産業界の製品開発においても必要不可欠な方法となっている。
 他方、最先端の計算科学技術の推進には多大な経費を必要とすることから、国民の理解が得られるよう、研究目的、技術開発の方針、費用対効果など各般の課題の検討が必要である。
 これらを背景として、今後の計算科学技術の推進に係る諸問題についての検討を目的として、情報科学技術委員会運営規則第2条に基づき、情報科学技術委員会の下に「計算科学技術推進ワーキンググループ」(以下「ワーキンググループ」という。)を設置し、本年8月から検討を行っているところである。

  8月に行われた第1回ワーキンググループおよび、9月に行われた第2回ワーキンググループでは、「将来の超高速計算機に必要な要素技術の研究開発について」と題し、HPC(High Performance Computing)ベンダーにてHPCハードウェア開発の動向を中心にプレゼンテーションが実施された。
 本中間報告では、第1回ワーキンググループ、第2回ワーキンググループで実施したHPCベンダーのプレゼンテーション内容に基づき、将来の超高速計算機システムの必要性および、実現に向けての問題点、課題などについてハードウェア技術を中心に整理した。
 今後さらに、ユーザの求めるシステムや海外動向についても整理し、計算科学技術の推進方策について検討・提言する予定である。

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