国連防災世界会議 第1回国連準備会合 主な議題と議事概要

（日時：2004年5月6日（木曜日）〜7日（金曜日）、於：欧州国連本部）

• 日本政府（開催国）声明（コンセプトペーパー配付）、兵庫県副知事挨拶
• ISDR事務局長声明　等

• 議長：エクアドル（ビューロー議長国）、共同議長：日本、報告者：イラン

• 世界会議の手続規則案について一部を除き採択
• NGO等の世界会議への参加認定基準について採択

• 会議開催経費について、会議開催に係る全ての実際に追加的に必要となった経費については日本が負担する。
• 今後、世界会議への参加手続き等を正式にアナウンスし、申請を受け付ける。

• ISDR事務局見直しのとりまとめ素案についての説明
• 各国における横浜戦略の実施状況に関する報告書の提出を依頼

• 会議の成果は、宣言文書、実施計画、横浜戦略の見直しの3つの文書に大別
• 実施計画については、期待される成果をテーマ別にとりまとめるもの。これを踏まえて、各国及び国際機関が期限を伴い計測可能な目標を任意に表明する。また、会議成果をフォローアップするメカニズムやパートナーシップメカニズムを導入する。

• 発言したほとんどの国は、世界会議において明確な目標を打ち出し、その後これをフォローアップすべしとの意見であり、防災におけるコミュニティの役割や住民教育の重要性、開発計画策定の時点から防災に取り組むこと、早期警報情報を強化し迅速に住民まで伝達すること、途上国におけるキャパシティビルディングの重要性、防災に有用な措置や技術の情報を集約し普及すること、等に触れた。
• 途上国側から防災のための新たな基金や資金の必要性を指摘する声があった一方、ドナー側からは既存の基金や資金の中で防災の強化を考えるべしとの意見があった。

• 10月11日〜12日（第10回ISDRタスクフォース会合（10月7日〜8日）の後）

• 会議の成果要素については、各国からの意見は既にISDR事務局案に含まれていた。会議成果の文書構成につては、優先分野の特定、目標の設定、フォローアップメカニズムの導入といった点を含め、暫定的な合意があった。