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2 教育方法

1 少人数教育,双方向指導等

   大学教育の改善について(答申)(平成3年2月8日 大学審)
 
 ゼミナール形式の授業,ティーチング・アシスタントの活用等による双方向的授業を重視。

 平成5年度以降の高等教育の計画的整備について(答申)(平成3年5月17日 大学審)
 
 各大学等において,専任教員の充実に十分留意しつつ,兼任教員について必要な活用が図られるとともに,ゼミナール形式の授業が広く導入されていくことが期待。

 大学における学生生活の充実方策について(報告)(平成12年6月 大学における学生生活の充実に関する調査研究協力者会議)
 
 学生が自ら課題を設定し,調査・分析を行い,対話し,プレゼンテーションを行う場として,少人数による教育を行うことが重要。幅広い教養を養い人間的成長を促す観点からは,学生の希望に応じ,自分の専門分野に限らない少人数のゼミに入学時点から所属させる方法をとることなどが有効。

 グローバル化時代に求められる高等教育の在り方について(答申) (平成12年11月22日 大学審)
 
 個別の学習指導の充実や少人数教育の促進とともに,授業を受ける学生に対して教員が相談に応ずる専用の時間帯(オフィス・アワー)を設けたり,ティーチング・アシスタント等を活用したりするなど,きめ細かな学習指導を行う体制を充実する必要。

 教育改革国民会議報告(平成12年12月22日 教育改革国民会議)
 
 学生が自らの位置付けを理解し,他者への思いやり,異質なものと自分自身の理解を深めるための教養教育を充実する。社会奉仕活動への積極的な参加を促すような学習システムを導入する。また,自ら調べ考えるよう,きめ細やかな授業を行うために少人数教育を推進する。大学院生等を学部学生の学習指導などの教育補助業務に従事させるTA(ティーチング・アシスタント)制度をさらに充実する。あわせて大学教員の教育力の向上を図る。
 また,そうした密度の濃い授業を推進するために,インターネットなどITの活用も図る。

2 シラバス

   大学教育の改善について(答申)(平成3年2月8日 大学審)
 
 授業計画(シラバス)の作成・公表,充実した効果的なカリキュラム・ガイダンスの積極的な推進。
 学生に対するカリキュラム・ガイダンスの実施や,授業計画(シラバス)の作成についても,学内の体制を含め,充実。

 平成5年度以降の高等教育の計画的整備について(答申)(平成3年5月17日 大学審)
 
 カリキュラムを実効あるものにする上で最も重要なことは,各授業科目の詳細な授業計画(シラバス)を事前に作成・公表することであり,また,カリキュラムについて学生に十分なガイダンスを実施すること。

 高等教育の一層の改善について(答申)(平成9年12月18日 大学審)
 
 学生の教育を充実する上で,シラバスの作成とその内容の充実が有効。今後は,履修する個々の授業科目について詳細な授業計画を示すとともに学生の教室外における準備学習等についての指示を与える役割を十分果たすような内容の充実したシラバスを作成する必要あり。

 21世紀の大学像と今後の改革方策について(答申)(平成10年10月26日 大学審)
 
 個々の授業の質の向上を図るに当たっては,効果的なシラバスの活用が重要。個々の授業の質の向上のためには,個々の教員がその授業科目を履修する学生を対象として,毎回の授業を迎えるに当たってあらかじめ読んでおく文献の提示等準備学習の指示や成績評価基準などを示したシラバスを作成することが重要。
 教員は,教室外の学習は学生の自主性のみに任せるのではなく,例えばシラバスに明記する等の方法により学生が事前に行う準備学習や事後の復習,レポートの提出などについても十分な指示を与えることが教員の務めであることを十分に認識し,自覚して授業の設計を行うことが必要。

 新時代の大学院教育−国際的に魅力ある大学院教育の構築に向けて−(答申)(平成17年9月5日 中教審)
 
 大学院の課程の修了時における質の確保を図るとともに,教員の教育能力の向上を図る観点から,教員は,学生に対してあらかじめ各授業における学修目標や目標達成のための授業の方法,学位論文の作成や審査に至るプロセス及び課程の年間計画等を明示することが必要。また,学修の成果に係る評価及び修了の認定に当たっては,学生に対してそれに係る成績評価基準をあらかじめシラバス(講義実施要綱)などに明示するとともに,当該基準に沿って厳格な成績評価を実施することが必要。これを踏まえ,各大学院における成績評価基準等の明示等について,大学院設置基準に規定を置くことが適当。

3 ガイダンス,オフィス・アワー,TA(ティーチング・アシスタント)

   大学教育の改善について(答申)(平成3年2月8日 大学審)
 
 例えばゼミナール形式の授業,ティーチング・アシスタントの活用等により,一方的な知識の伝達にとどまらない双方向的授業が現在以上に重視される必要があり,また,関連する情報処理・語学学習等の施設・設備の整備も重要。

 平成5年度以降の高等教育の計画的整備について(答申)(平成3年5月17日 大学審)
 
 教員の教育活動を補助し,学生に対するきめ細かな指導を行うため,ティーチング・アシスタントの導入のための具体的な支援措置を検討する必要あり。

 大学院の整備充実について(答申)(平成3年5月17日 大学審)
 
 大学院学生をいわゆるティーチング・アシスタントやリサーチ・アシスタントとして大学の教育研究の補助業務に従事させることについては,大学院学生が将来教員・研究者になるためのトレーニングの機会の提供や,学部教育におけるきめ細かい指導の実現等の様々な効用が認められるところであり,本審議会は,本年2月の「大学教育の改善について」及び本年5月の「平成5年度以降の高等教育の計画的整備について」のそれぞれの答申においてもティーチング・アシスタント等の活用の必要性を指摘したところである。
 一方,ティーチング・アシスタント等に対して,大学が経済的措置を講ずることは大学院学生の処遇の改善にも寄与するものと考えられる。
 このため,大学院学生の処遇の改善を図る観点からも,助手の職務,処遇等の関係に留意しつつ,ティーチング・アシスタント等の導入に係る具体的な支援措置について検討する必要がある。
 このような支援措置によって,ティーチング・アシスタント等の導入の促進が図られ,教育研究機能等の充実に資するとともに,大学院学生が安定して勉学に専念できるようにするための処遇の改善にも寄与することが期待される。

 高等教育の一層の改善について(答申)(平成9年12月18日 大学審)
 
 授業に当たっては,学生が事前・事後に教室外において相当時間分学習を行うように指導上工夫することが,教員の責任であることを十分に踏まえておくことが重要。そのためには,オフィス・アワーを設け,学生の学習に個別に対応することも有効。
 授業科目の多様化が進む中,学生が各々の学修目標に沿って適切に履修科目の選択を行うことができるよう,一定の科目群の中から選択を求める,科目相互の履修順序を明確にする,あるいは,モデル的なコースを示すなどの工夫に努めるとともに,個々の学生からの相談に応じることができる体制を整えることも重要。
 学生の学習効果を高めるためには,少人数・双方向の教育,実験・実習,フィールドワーク,ディベートなど様々な工夫をすることが必要。また,学生の履修歴が一層多様になり,特定科目について既修者,未修者が存在することなどから,補習教育を行うほか,科目にグレードを付け,学生が段階的に履修できるようにすることも効果的。さらに,個々の学生の理解度に沿ったきめ細かな指導を行うため,ティーチング・アシスタントを活用することも有効。

 21世紀の大学像と今後の改革方策について(答申)(平成10年10月26日 大学審)
 
 入学後は必要に応じ学生の履修歴等に対応して大学教育の基礎を教えるなど,学生に対するきめ細かな配慮や様々な工夫が必要。

 初等中等教育と高等教育との接続の改善について(答申)(平成11年12月16日 中教審)
 
 学生受け入れ後に卒業時の進路選択や職業選択までを見通した丁寧な履修相談,履修指導を実施すべき。また,履修相談,履修指導を有効に行うため,入学時からの指導教官制(チューター)を導入することやオフィス・アワーを設けること,インターネットなどを活用して学生が常時履修相談ができる体制を整備すべき。
 高校教育におけるカリキュラムの多様化や,新学習指導要領において,高等学校段階でのカリキュラムに大幅に選択制を取り入れられることにより,学生の履修歴等の多様化が今後一層進むことから,学生に対するきめ細かな配慮や様々な工夫が必要。(再掲)

 大学における学生生活の充実方策について(報告)(平成12年6月 大学における学生生活の充実に関する調査研究協力者会議)
 
 ティーチング・アシスタント(TA)は,学生の希望に応じ,大学院学生だけでなく学部の上級生についても,このような機会を積極的に与えていくことに期待。また,下級生の学生生活全般にわたる指導や相談に上級生を当たらせたり,学生を学内における様々な業務にたずさわらせるなど,各大学においてその範囲や方法を検討した上で,学生を有効に活用する工夫に期待。
 教員が学生をきめ細かく指導するチュートリアル・システムを積極的に導入することが重要。また,授業を受ける学生に対して教員が相談に応ずる専門の時間帯としてオフィス・アワーを設けていくことも重要。

 グローバル化時代に求められる高等教育の在り方について(答申)(平成12年11月22日 大学審)
 
 個別の学習指導の充実や少人数教育の促進とともに,授業を受ける学生に対して教員が相談に応ずる専用の時間帯(オフィス・アワー)を設けたり,ティーチング・アシスタント等を活用したりするなど,きめ細かな学習指導を行う体制を充実する必要。
 学生の能力や適性が多様化することに伴い,これに応じた履修メニューの作成が求められることから,きめ細かな助言やガイダンスを行うために必要なアドバイザーなどの専門的なスタッフを設け,学生の履修相談に応ずるなど,学生の履修指導体制を整える必要あり。

 教育改革国民会議報告(平成12年12月22日 教育改革国民会議)
 
 学生が自らの位置付けを理解し,他者への思いやり,異質なものと自分自身の理解を深めるための教養教育を充実する。社会奉仕活動への積極的な参加を促すような学習システムを導入する。また,自ら調べ考えるよう,きめ細やかな授業を行うために少人数教育を推進する。大学院生等を学部学生の学習指導などの教育補助業務に従事させるTA(ティーチング・アシスタント)制度をさらに充実する。あわせて大学教員の教育力の向上を図る。
 また,そうした密度の濃い授業を推進するために,インターネットなどITの活用も図る。
  (再掲)

 新しい時代における教養教育の在り方について(答申)(平成14年2月21日 中教審)
 
 学生に対するきめ細やかな指導の充実を図ることが必要。新入生に対し学び方等の導入教育や,授業科目の履修に当たっての詳細なガイダンスの実施,学生の相談に応じる特定の時間帯の設定,ティーチング・アシスタント等を活用したチューター制度の導入などに積極的に取り組むべき。

4 セメスター制

   高等教育の一層の改善について(答申)(平成9年12月18日 大学審)
 
 セメスター制では,2単位科目に限らず,1セメスターで完結する4単位科目あるいは3単位科目を開設するなどの工夫が必要。また,2学期制の学期完結方式以外にも,3学期制や3学期と夏学期を合わせたクオーター制なども考えられ,各大学等の事情に応じて,学習効果を高めるための学期制度の導入が検討されることが望ましい。その際,各科目の授業内容のまとまりや科目間の関連に留意するなどの配慮が必要。

 21世紀の大学像と今後の改革方策について(答申)(平成10年10月26日 大学審)
 
 学年暦の異なる諸外国への留学及び我が国への留学生の受入れを促進するため,また,秋季(9月)入学をより柔軟に導入できるようにするため,学習効果の高いセメスター制を,これまで以上に積極的に推進していく必要あり。

5 情報通信技術の活用

   21世紀を展望した我が国の教育の在り方について(中教審第二次答申)(平成9年6月 中教審)
 
 情報通信ネットワークなども活用しつつ,国公私立の大学間の単位互換,外国の大学との単位互換,さらには,専門学校や技能審査など大学外における学習成果の単位認定等に対する積極的な取組を促していくことが必要。

 高等教育の一層の改善について(答申)(平成9年12月18日 大学審)
 
 各大学等における情報機器やネットワークの整備,メディアを活用した大学等における教育の在り方に関する研究とその成果の普及を更に推進していく必要あり。

 「遠隔授業」の大学設置基準における取り扱い等について(答申)(平成9年12月18日 大学審)
 
 一定の要件を満たす「遠隔授業」の取扱いについて設置基準上明確にするとともに,「遠隔授業」が直接の対面授業に近い環境で行われ,直接の対面授業と同様に取り扱うことが望ましいものとなるために配慮すべき事項等を示しておくことが適当。
 「遠隔授業」を実施するに当たっては,直接の対面授業に近い環境において行うことが必要であり,各大学等においては,ア 授業中,教員と学生が,互いに映像・音声等によるやりとりを行うこと,イ 学生の教員に対する質問の機会を確保すること,ウ 画面では黒板の文字が見づらい等の状況が予想される場合には,あらかじめ学生にプリント教材等を準備するなどの工夫をすること,エ 「遠隔授業」の受信側の教室等に,必要に応じ,システムの管理・運営を行う補助員を配置すること,オ 受講者数が過度に多くならないようにすること,について配慮が必要。

 21世紀の大学像と今後の改革方策について(答申)(平成10年10月26日 大学審)
 
 マルチメディアをはじめとする情報通信技術の活用は高等教育の充実に新たな可能性を開くものであり,各大学において積極的かつ効果的に活用できるように制度面での取扱いを一層柔軟・弾力的にしていかなければならない。外国ではいわゆる「バーチャル・ユニバーシティ」といった新しい形態も現れはじめており,我が国においても今後その制度的な面も含めた検討が必要。
 教育方法の改善に当たっては,マルチメディアの効果的な活用にも十分配慮が必要。マルチメディア機器の活用による授業方法の改善,コンピュータ・ネットワークを活用した授業に対する学生の質問等の受付や教材提供など学生の授業外における学習促進のためのパソコン等の活用,ビデオを活用した授業参観によるファカルティ・ディベロップメントなど,各大学における積極的な取組の推進が望まれる。

 グローバル化時代に求められる高等教育の在り方について(答申)(平成12年11月22日 大学審)
 
 衛星通信やインターネット等の情報通信技術を大学教育において活用することは,教育内容を豊かにし,教育機会の提供方法を変え,大学教育への一層のアクセス拡大に資するものであり,新しい社会的価値観の健全な創出に重要な役割を果たすもの。
 各大学においては,このようなインターネットをはじめとする新しい情報通信技術の有する機能を授業において積極的に活用し,授業の内容を豊富化・高度化する工夫を行うことが望まれる。

 教育改革国民会議報告(平成12年12月22日 教育改革国民会議)
 
 学生が自らの位置付けを理解し,他者への思いやり,異質なものと自分自身の理解を深めるための教養教育を充実する。社会奉仕活動への積極的な参加を促すような学習システムを導入する。また,自ら調べ考えるよう,きめ細やかな授業を行うために少人数教育を推進する。大学院生等を学部学生の学習指導などの教育補助業務に従事させるTA(ティーチング・アシスタント)制度をさらに充実する。あわせて大学教員の教育力の向上を図る。
 また,そうした密度の濃い授業を推進するために,インターネットなどITの活用も図る。(再掲)

 我が国の高等教育の将来像(答申)(平成17年1月28日 中教審)
 
 時間の融通のきかない社会人が働きながら学んでいくためには,空間的及び時間的制約を受けない環境,例えば,在宅のまま夜間に学べる環境を整えていくことが重要な課題。
 情報通信技術(IT)の発展に伴い,各家庭へのブロードバンド通信が急速に普及しつつある。今後は,情報通信技術を利用した履修形態,いわゆるe-Learningの役割が増加していくものと思われる。放送大学についても,多様なメディアの活用等による一層の充実が期待される。
 ただし,e-Learningは,知識の伝達には有効な手段であるが,これのみに頼り過ぎる余り,これからの時代にますます重要な幅広い人間性や社会性の涵養がおろそかになることのないよう,十分な教育上の留意が必要。

6 体験活動,正課外教育

   大学における学生生活の充実方策について(報告)(平成12年6月 大学における学生生活の充実に関する調査研究協力者会議)
 
 学生が社会との接点を持つ機会として,在学中の一定期間,社会での奉仕活動やボランティア活動などの体験学習を行うことなどについての積極的な検討を行い,大学と社会との隔たりを縮めていくことが必要。
 正課教育のみならず正課外教育の中で,学生が社会との接点を持つ機会を多く与えたり,学生の自主的な活動を支援するなど,各大学がそれぞれの理念や教育目標を踏まえ,個性化や多様化を進める中で適切に取り組んでいくことが期待。

 教育改革国民会議報告(平成12年12月22日 教育改革国民会議)
 
 将来的には,満18歳後の青年が一定期間,環境の保全や農作業,高齢者介護など様々な分野において奉仕活動を行うことを検討する。学校,大学,企業,地域団体などが協力してその実現のために,速やかに社会的な仕組みをつくる。
 学部では教養教育(リベラルアーツ教育)と専門基礎を中心に教育を行うこととする。大学院へは優秀な学生が学部の3年修了から進学することを大幅に促進し,このようなことがごく普通にみられるようにする。なお,学部で卒業する者は4年でさらに専門的な学習をし,社会に出てすぐに活躍できるよう,産業界などとの連携交流を図るインターンシップ(企業や行政機関,教育機関,NPOなどにおける就業体験)などを積極的に実施する。(再掲)
 学生が自らの位置付けを理解し,他者への思いやり,異質なものと自分自身の理解を深めるための教養教育を充実する。社会奉仕活動への積極的な参加を促すような学習システムを導入する。また,自ら調べ考えるよう,きめ細やかな授業を行うために少人数教育を推進する。大学院生等を学部学生の学習指導などの教育補助業務に従事させるTA(ティーチング・アシスタント)制度をさらに充実する。あわせて大学教員の教育力の向上を図る。
 また,そうした密度の濃い授業を推進するために,インターネットなどITの活用も図る。(再掲)
 中学,高校,高等専門学校,大学などでは進路指導の専門家(キャリア・アドバイザー)を積極的に配置し活用する。職業能力の向上を図る観点から,ものづくり教育,職業教育や起業家精神の涵養のための教育内容を充実する。また,職場見学,職業体験,インターンシップ(就業体験)などの体験学習を積極的に実施する。(再掲)

 新しい時代における教養教育の在り方について(答申)(平成14年2月21日 中教審)
 
 教養教育は,部活動やサークル活動などを通じて協調性や指導力などの資質を磨くこと,各種のメディアや情報を正しく用いて現実を理解する力を身に付けること,国内外でのボランティア活動,インターンシップなどの職業体験,更には,留学や長期旅行などを通じて,自己と社会とのかかわりについて考えを深めることも教養を培う上で重要。
 学生が社会や異文化との交流に積極的に参加する機会を拡充するため,各大学において,社会貢献活動やボランティア活動などをカリキュラムに取り入れることや,長期間のインターンシップを実施することなど柔軟な履修制度を整えることを奨励したい。また,留学生の受入れ,学生の海外への派遣の一層の拡充や,学生が異文化やその背景にある宗教等に対する理解を深めるための機会の充実にも取り組むべき。
 外国では,学生が,大学入学決定後入学までの間に,様々な社会活動を行うこと(例えば,英国におけるギャップイヤーなど)が広く行われている。我が国でも,学生の社会体験や異文化体験を促進する観点から,各大学において,留学や休学,転学等の制度をより柔軟なものとし,やり直しのきく教育システムづくりを進めることが必要。

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