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東京女子医科大学大学院

臨床大学院 概要 案   平成16年11月5日現在

本文書は東京女子医科大学大学院課程の内、臨床医学系の部分について抽出してまとめたものである。

1、臨床大学院とは東京女子医科大学大学院学則に基づく専攻分野の内の臨床医学系の部分を言う。
2、医学研究科博士課程として臨床医学研究者および指導者の養成とともに高度医療専門職としての資質、知識、技能を備えた人材の育成を目的とする。

医学部卒業後2年間の臨床研修医終了またはそれに準ずる者を入学資格条件とする。
臨床大学院生として臨床系専攻の主分野(あるいは基幹分野に属する関連分野)を定めて学習する。

内科系専攻   第一内科学分野(呼吸器内科学)、第二内科学分野(内分泌内科)、 甲状腺・副甲状腺病態治療学分野、第三内科学分野(代謝内科学)、第四内科学分野(腎臓内科学)、循環器内科学分野、消化器内科学分野、神経内科学分野、血液内科学分野、精神医学分野、小児科学分野、皮膚科学分野、放射線医学分野、
外科系専攻    第一外科学分野(呼吸器外科学)、第二外科学分野(一般外科学)、心臓血管外科学分野、心臓血管再生医療学分野、消化器外科学分野、がん免疫治療学分野、脳神経外科学分野、脳腫瘍病態・治療学分野、整形外科学分野、形成外科学分野、眼科学分野、耳鼻咽喉科学分野、産婦人科学分野、麻酔科学分野、泌尿器科学分野、腎尿路再生置換治療学分野、歯科口腔外科学分野、救急医学分野、

臨床大学院学生のほか学則に定める委託生、聴講生、特別聴講生、などの枠の外に社会人研修、などの目的で期間を定め研究生研修課程も設ける。

臨床大学院と医療練士制度との相違点
医療練士制度に於いて研修生は、本学職員として日常診療業務に従事し、その中で指導医のもと高度医療専門職としての知識、技能の修得を目的とした臨床医の養成を目的とする。

臨床大学院では、大学院生としてカリキュラムに従い担当主任教授の指導のもと臨床医学研究者および指導者の養成とともに高度医療専門職としての知識、技能を備えた人材の育成を目的とする。

尚、研修課程の調整により両者を組み合わせた課程も検討する。
  1 医療練士として研修中でも何らかの形で大学院生として就学可能となるような仕組みを検討する。(病院の職務時間外での講義、実習、研究が可能な形とする方法も採用している大学があるとのこと。)
  2 臨床大学院生には病院業務に行っているので学費免除とする方向も検討する。

一般目標
上記目標を達成させるために以下を到達目標、行動目標とする。
到達目標
1、臨床医学、医療に関した広い知識と技術の修得
2、医療倫理、医療経済、その他医療の社会学的位置付けの理解
3、臨床医療、医学の研究並びに方法論の理解
4、臨床医学、医療、に関する研究者、指導者としての知識、技術の修得。
4、各種の先端的医療の開発に関する理論的意義の理解
5、先進的医療技術の修得
6、臨床医学に関しての研究

行動目標 次のカリキュラムに従って学習する。

1、 カリキュラムに従った必須講義、実習単位 (最低修得32単位)
1)、 必須講義[8単位]
  初期総合カリキュラムBコース [2単位]   (1週間の集中講義 19講義)
  後期総合カリキュラム [1単位]   (3日間の集中講義 10講義)
  主任教授による講義 [5単位]   (25回の講義)
選択講義[1単位]
  臨床医学系講義 [1単位]  通年週1回の講義 各自選択10回の受講必須
2)、
実習必須   [5単位]  
形態学系実習   [2単位]   夏季1週間の集中実習
機能学系実習   [2単位]   夏季1週間の集中実習 
社会医学系実習   [2単位]   夏季1週間の集中実習
先端生命医学系実習   [2単位]   夏季1週間の集中実習
上記より2項目必須
臨床医学系実習[1単位] 通年、選択で15項目必須。院内Web上で申し込み

2、 選択科目(主分野以外の科目実習) 4単位
(週3日、1日5時間実習とすると 2ヶ月で4単位)
(期間中1〜2ヶ月、他分野に出向しての実習で4単位)
3、 主科目(主分野)の講義、実習 15単位
講義(1時間かける15で1単位)
実習(2時間かける15で1単位)
(週3日、1日5時間実習とすると 30週で15単位)
(3年間の中の30週間は主分野での実習)

院生は各年度毎に個人カリキュラムを指導教授との話し合いの上で決定し大学院委員会に提出する

  講義は15時間で1単位
  実習は30時間で1単位



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