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インド

1.留学生政策の概要

  • (1)人的資源省の下に設置されたUGC(University Grants Commission)がPIHEAD(Promotion of Indian Higher Education Abroad)と称する振興施策を実施している。ただし、具体的な数値目標等は存在しない。
  • (2)地勢、人口、経済状況を勘案し、以下の通り計30の重点国を設けている。
    • 【中近東】
      シリア、イラン、ヨルダン、クウェート、バーレーン、UAE、カタール、オマーン、イエメン
    • 【アフリカ】
      ケニア、タンザニア、ウガンダ、エチオピア、モーリシャス、スーダン、南アフリカ共和国、ナイジェリア、モザンビーク
    • 【アジア】
      ネパール、バングラデシュ、スリランカ、ミャンマー、ブータン、タイ、インドネシア、マレーシア、中国
    • 【中央アジア】
      カザフスタン、キルギスタン、ウズベキスタン
  • (3)UGCが、留学生受入振興を担当。政府奨学金による実際の受入業務は、外務省の下に設置されたICCR(Indian Council for Cultural Relations)が中心となって実施。

2.国費留学生制度

  • 2007年現在

 一般文化奨学生制度(対象人数453名)、文化交流プログラム(330名)のほか、国・地域別や目的別の奨学金が約1,020名分存在。

3.私費外国人留学生に対する支援制度

  • (1)政府による支援策は特になし。
  • (2)地方公共団体、民間による奨学金は存在する。
  • (3)受入れ教育機関に対する支援制度はなし。ただし、外国人留学生から得る収入については、機関の裁量で、外国人向けの施設整備等に使うことが可能となる。

4.留学生宿舎の整備

 留学生宿舎の整備状況は大学により異なる。留学生は一般の学生寮に入るのが一般的であるが、デリー大学等留学生専用の宿舎を有している大学もある。