鎌倉女子大学/鎌倉女子大学短期大学部
実地視察大学の概要
課程認定を受けている学科等の概要
大学名 |
鎌倉女子大学 |
設置者名 |
学校法人 鎌倉女子大学 |
学部・学科等の名称等 |
認定を受けている免許状の
種類・認定年度 |
免許状取得状況・就職状況
(平成19年度) |
学部 |
学科等 |
入学
定員 |
免許状の種類 |
認定年度 |
卒業者数 |
免許状
取得者数 |
教員
就職者数 |
実数 |
個別 |
家政学部 |
家政保健学科 |
80人 |
中一種免(家庭) |
平成17年度 |
- |
- |
- |
- |
中一種免(保健) |
平成17年度 |
高一種免(家庭) |
平成17年度 |
高一種免(保健) |
平成17年度 |
養教一種免 |
平成17年度 |
管理栄養学科 |
120人 |
栄教一種免 |
平成17年度 |
- |
- |
- |
- |
児童学部 |
児童学科 |
170人 |
幼一種免 |
平成14年度 |
157人 |
138人 |
73人 |
70人 |
小一種免 |
平成14年度 |
121人 |
特支一種免(知・肢・病) |
平成20年度 |
- |
教育学科 |
80人 |
小一種免 |
平成19年度 |
- |
- |
- |
- |
中一種免(国語) |
平成19年度 |
中一種免(社会) |
平成19年度 |
高一種免(国語) |
平成19年度 |
高一種免(地理歴史) |
平成19年度 |
高一種免(公民) |
平成19年度 |
入学定員合計 |
450人 |
合計 |
157人 |
138人 |
194人 |
70人 |
短期大学部 |
初等教育学科 |
200人 |
幼二種免 |
平成12年度 |
214人 |
189人 |
181人 |
67人 |
小二種免 |
平成12年度 |
30人 |
入学定員合計 |
200人 |
合計 |
214人 |
189人 |
211人 |
67人 |
児童学研究科 |
児童学専攻 |
10人 |
幼専免 |
平成18年度 |
- |
- |
- |
- |
小専免 |
平成18年度 |
特支専免(知・肢・病) |
平成20年度 |
入学定員合計 |
10人 |
合計 |
- |
- |
- |
- |
備考 |
・「学部・学科等の名称等」欄は、平成20年4月1日現在の名称・定員である。
・「免許状取得者数」欄の「実数」欄は各学科等の実人数、「個別」欄は各学科等内の教職課程ごとの人数である。 |
実地視察大学に対する講評
実地視察日:平成21年1月23日(金曜日)
実地視察大学:鎌倉女子大学・鎌倉女子大学短期大学部
実地視察委員:平出彦仁委員、山極隆委員
大学の教員養成に対する全般的な状況
状況
- 大学は2学部4学科において、短期大学部は1学科において教員養成を行っている。
- 大学の教員養成に関する教育課程、教員組織等については、全般的に基準を満たしており、良好に実施されている。
講評
- 今後も特色ある授業や取り組みを行い、さらなる教員養成の充実に努めて欲しい。
教員養成に対する理念、設置の趣旨等の状況
状況
- 「感謝と奉仕に生きる人づくり」に教育の理念を置き、「女性の科学的教養の向上と優雅な性情の涵養」に教育の目標を定め、65年に及ぶ教育活動に勤しんできた。また、教員養成についても、既に50有余年にわたる長い伝統と多くの実績を有し、優れた人間力及び教師力を備えた人材を広く教育界等に送り出している。
- 全学をあげて建学の精神を基調とする人間力及び学士力の形成を基本としながら、教師としての使命感・プライド、授業力、子ども理解・指導力、学級経営力、対保護者・地域との関係構築力など、今日求められている優れた教師力を備えた教員の養成に取り組む努力を意欲的に続けている。
教育課程(教職に関する科目等)、履修方法及びシラバスの状況
講評
- シラバスについては、到達目標を定めるなど、学生にとってわかりやすいシラバスとなるよう改善を求める。
- 出席を評価に加えることは避けるよう改善を求める。
- 免許法に定めている含めるべき内容が、シラバス上記載するよう改善を求める。
- 教職演習について、総合演習の趣旨に則った科目となるよう改善を求める。
- 最新の指導要領を学べるよう、指導法科目の改善を検討して欲しい。
教育実習の取組状況
講評
- 実習生の報告会でディスカッションを行うことや、学生に対し教員が個別指導を行っていることは実習後のケアが出来ていて、評価できる。
- 学生一人一人のポートフォリオをはっきりさせるようにして欲しい。
- 計画的・組織的な事後指導の充実や、指導教員の有機的連携の構築に努めて欲しい。
学校現場体験・学校ボランティア活動などの取組状況
状況
- 学生のボランティア活動をサポートするために各教育機関と連携を図っている。
- 鎌倉市及び鎌倉市内の子ども支援団体との共催で大学の施設を活用し、「ママ&パパ'sカレッジ」の名称で親子とのふれあいを中心に、子ども支援事業を展開している。
- 食育に関して、横須賀市の地域活動センターに学生ボランティアを派遣し、知的障害のある小学生とその父母を対象に調理実習のサポートをしている。
講評
- 今後とも関係機関と連携しつつ積極的な取組を実施して欲しい。
教職指導及びその指導体制の状況
状況
- 学生への責任ある教職指導のために、専任の実務家教員等が常駐する「教職センター」、学部・学科に配置されている教職指導担当教員、「教務部免許・資格指導課」及び「就職センター就職課」(支援事務職員)が連携し、入学時から卒業・就職時までの個々の学生の状況に応じた一貫的・継続的な支援・指導体制を構築している。
「免許・資格ガイドブック」(『小学校教諭になるために』、『幼稚園教諭になるために』、『家庭科教諭になるために』、『養護教諭になるために』、『管理栄養士・栄養教諭になるために』、『国語科教諭になるために』、『社会科・地歴科、公民科教諭になるために』『特別支援学校教諭になるために(平成21年3月発行予定)』を活用して、入学から実習へ、実習から就職へと、教職の指導・支援は、時系列的にトータルに行なわれている。
また、教職教育等に係わる教授スキルの向上に資するため、FDの一貫として、全学的に「PDCA(Plan→Do→Check→Action)システム」を導入した授業改善に取り組んでいる。
講評
- 学生が、適当な時期に科目を履修できるように履修モデルの提示を努めて欲しい。
- 教科指導専門教員も教職に関しての内容の理解促進を図って欲しい。
- 教科と教職の担当教員がともに参加する、学生個別の履修チェック体制(目標に対する達成度をチェックする等)を整えて欲しい。
教員養成カリキュラム委員会などの全学的組織の状況
状況
- 教務委員会においては、免許・資格課程、学外教育施設との連携等について審議し、免許・資格指導委員会においては、主に学外実習に関する事項及び免許・資格取得に関する事項について審議することを目的としている。教職委員会は、これら委員会、学科会議との有機的な連携を図り、全学的視点から教職就業力の向上に資する企画・立案・実施を行なうこととし、教育実習指導、教育インターンシップ、教員採用試験対策講座の企画・運営、教職に関する相談対応等、教職指導体制のさらなる充実を図っている。
講評
今後は、全学的な教職指導体制の構築に努めて欲しい。
施設・設備(図書等を含む。)の状況
講評
- 情報機器を様々な授業に活用するなど、情報機器の一層の充実に努めて欲しい。
- 図書や雑誌等は十分に備えられている。
更新講習の開設状況
- 講義だけでなくフィールドワークや実体験を交えた講習にし、現職教員のニーズとのミスマッチを少なくして欲しい。
- 養護教諭の更新講習として、他の機関も利用しつつ開設するよう検討して欲しい。