別府大学/別府大学短期大学部
実地視察大学の概要
課程認定を受けている学科等の概要
| 大学名 |
別府大学/別府大学短期大学部 |
設置者名 |
学校法人 別府大学 |
| 学部・学科等の名称等 |
認定を受けている免許状の
種類・認定年度 |
免許状取得状況・就職状況
(平成19年度) |
| 学部 |
学科等 |
入学
定員 |
免許状の種類 |
認定年度 |
卒業者数 |
免許状
取得者数 |
教員
就職者数 |
| 実数 |
個別 |
| 文学部 |
国文学科 |
80人 |
中一種免(国語) |
昭和29年度 |
113人 |
22人 |
13人 |
2人 |
| 高一種免(国語) |
昭和29年度 |
20人 |
| 高一種免(書道) |
昭和62年度 |
7人 |
| 英文学科 |
40人 |
中一種免(英語) |
昭和29年度 |
30人 |
9人 |
8人 |
1人 |
| 高一種免(英語) |
昭和29年度 |
9人 |
| 史学科 |
120人 |
中一種免(社会) |
昭和38年度 |
126人 |
38人 |
27人 |
4人 |
| 高一種免(地理歴史) |
昭和38年度 |
35人 |
| 高一種免(公民) |
昭和38年度 |
17人 |
| 芸術文化学科 |
70人 |
中一種免(美術) |
昭和48年度 |
63人 |
5人 |
4人 |
0人 |
| 高一種免(美術) |
昭和48年度 |
5人 |
| 文化財学科 |
100人 |
中一種免(社会) |
平成9年度 |
96人 |
23人 |
18人 |
0人 |
| 高一種免(地理歴史) |
平成9年度 |
23人 |
| 人間関係学科 |
100人 |
高一種免(公民) |
平成12年度 |
106人 |
5人 |
5人 |
0人 |
| 高一種免(福祉) |
平成12年度 |
1人 |
| 食物栄養科学部 |
食物栄養学科 |
70人 |
栄教一種免 |
平成17年度 |
83人 |
- |
- |
- |
| 食物バイオ学科 |
100人 |
中一種免(理科) |
平成18年度 |
- |
- |
- |
- |
| 高一種免(理科) |
平成18年度 |
- |
- |
- |
- |
| 入学定員合計 |
680人 |
合計 |
617人 |
102人 |
192人 |
7人 |
| 文学研究科 |
歴史学専攻 |
10人 |
中専免(社会) |
平成9年度 |
9人 |
4人 |
1人 |
0人 |
| 高専免(地理歴史) |
平成9年度 |
4人 |
| 日本語・日本文学専攻 |
10人 |
中専免(国語) |
平成10年度 |
2人 |
0人 |
0人 |
0人 |
| 高専免(国語) |
平成10年度 |
0人 |
| 文化財学専攻 |
10人 |
中専免(社会) |
平成11年度 |
11人 |
2人 |
1人 |
1人 |
| 中専免(美術) |
平成11年度 |
0人 |
| 高専免(地理歴史) |
平成11年度 |
2人 |
| 高専免(美術) |
平成11年度 |
0人 |
| 臨床心理学専攻 |
10人 |
高専免(公民) |
平成16年度 |
12人 |
0人 |
0人 |
0人 |
| 食物栄養科学研究科 |
食物栄養学専攻 |
10人 |
栄教専免 |
平成18年度 |
1人 |
1人 |
1人 |
0人 |
| 入学定員合計 |
50人 |
合計 |
35人 |
7人 |
9人 |
1人 |
| 短期大学部 |
食物栄養科 |
50人 |
中二種免(家庭) |
昭和29年度 |
47人 |
2人 |
2人 |
0人 |
| 栄教二種免 |
平成17年度 |
※(6)人 |
| 初等教育科 |
150人 |
小二種免 |
昭和37年度 |
160人 |
151人 |
30人 |
15人 |
| 幼二種免 |
昭和37年度 |
149人 |
| 地域総合科学科 |
140人 |
中二種免(英語) |
昭和40年度 |
100人 |
1人 |
1人 |
0人 |
| 保育科 |
80人 |
幼二種免 |
平成16年度 |
75人 |
74人 |
74人 |
8人 |
| 入学定員合計 |
420人 |
合計 |
382人 |
228人 |
262人 |
23人 |
| 専攻科 |
初等教育専攻 |
10人 |
小一種免 |
平成11年度 |
17人 |
16人 |
16人 |
15人 |
| 幼一種免 |
平成11年度 |
16人 |
| 入学定員合計 |
10人 |
合計 |
17人 |
16人 |
32人 |
15人 |
| 備考 |
・「学部・学科等の名称等」欄は、平成20年4月1日現在の名称・定員である。
・「免許状取得者数」欄の「実数」欄は各学科等の実人数、「個別」欄は各学科等内の教職課程ごとの人数である。
・「免許状取得者数」欄の※印の( )内の人数は、必要資格等を卒業後に取得するため、在学中に修得した免許状申請に必要な所要単位取得者数を記載している。 |
実地視察大学に対する講評
実地視察日:平成20年11月7日(金曜日)
実地視察大学:別府大学・別府大学短期大学部
実地視察委員:狩野浩二委員、川並弘昭委員、八尾坂修委員
大学の教員養成に対する全般的な状況
状況
(大学・短期大学共通)
- 2キャンパス(別府・大分)にわたって、大学においては2学部8学科、大学院においては2研究科5専攻、短期大学部においては4学科及び専攻科1専攻で教員養成を行っている。
講評
(大学・短期大学共通)
- 各学科に置かれる教職課程の教育課程、教員組織については、法令等の基準を満たしている。今後も引き続き、教員養成の水準の維持・向上に努めてほしい。
教員養成に対する理念、設置の趣旨等の状況
状況
(大学・短期大学共通)
- 真理探究の徒としての教師を育成すること、またこの精神を次の世代に確実に伝達していく力量を持った教師を育成することを理念としている。
<講評>
(大学・短期大学共通)
- 理念を明確化・具体化するために、教職課程に対する全学的な組織、教育課程や教員組織がより一層充実したものとなるように、今後も努めてほしい。
教育課程(教職に関する科目等)、履修方法及びシラバスの状況
講評
(大学・短期大学共通)
- 「教職に関する科目」について、教育現場における教職経験を有し、かつ実践的な指導力を保持している指導主事などを担当教員として充てるなどして、教授内容の更なる充実を図ってほしい。
- 授業科目「教師論」(大学開講分)について、各科目に含めることが必要な事項である「進路選択に資する各種の機会の提供等」がどの授業において取り扱うのかが不明であるため、確認することができるようにシラバスを修正してほしい。
- 授業科目「教育実務」(短期大学部開講分)について、各科目に含めることが必要な事項をどの授業において取り扱うのかが不明であるため、確認することができるようにシラバスを修正してほしい。
- 授業科目「教師論」や「各教科の指導法」の各科目について、当該科目は「教員採用試験対策」を取り扱う授業ではないため、授業内において教員採用試験に向けた試験対策を取り扱わないこと。
- 「教育課程及び指導法に関する科目」の各教科の指導法については、学習指導要領の内容に即し包括的内容とする必要がある。多くの授業でテキストに学習指導要領を使用し、授業時に学習指導案作成や模擬授業等の内容を取り入れているが、その内容をシラバスに取り入れることが望まれる。
- 授業内容欄を「○回〜○回」とまとめて記載しているシラバスについては、各回のキーワードを具体的に明記して欲しい。
- 「履修条件」欄や「参考書」欄などが空欄となっているシラバスについては、無ければ「なし」と明記して欲しい。
- 出席を積極的に評価に加えている授業があるが、原則として授業に出席することが通常であるため、評価方法を見直すことが望まれる。
- 外国語で記載しているシラバスについては、日本語訳を併記して欲しい。
教育実習の取組状況
状況
(大学・短期大学共通)
- 附属校をはじめ、各学生の出身校で実習を行っている。
<講評>
(大学・短期大学共通)
- 大学の教育課程の中における位置付けや実習校等との連携協力が十分であるとは言えないため、大学がその主体性と責任を持ってその企画・実施・評価にあたる必要がある。
- 教育実習の事前指導では教職経験者をはじめ、大分県及び別府市教育委員会の指導主事などに話してもらっているが、事後指導においても同様の工夫をする必要がある。
学校現場体験・学校ボランティア活動などの取組状況
状況
(大学・短期大学共通)
- 別府市教育委員会が主催している「放課後子ども教室」に多くの学生が参加し、子どもたちと様々な活動(バレー・折り紙・手話・お話等)を楽しむことにより、子どもの教育の地域支援のあり方を実体験している。
- 別府市の委託事業である「軽度発達障がい児支援事業」に多くの学生が参加し、軽度発達障がい児とともにマンツーマンでの運動指導や集団ゲーム等を行うことにより、児童の理解や援助のあり方を深めている。
- 短期大学の初等教育専攻科においては、最終学年の後期に、30日間の学校現場体験を取り入れている。
教職指導及びその指導体制の状況
状況
(大学・短期大学共通)
- 入学時に配付している「学生生活」を参考に指導し、教職課程履修開始直前及び教育実習直前に、成績及び人物において履修判定を実施し、意欲や質の向上を図っている。また、事務局においても相談等の支援を行っている。
<講評>
(大学・短期大学共通)
- 教員免許の履修方法を明確にするため、従来配布している履修規程や教職課程履修案内をより分かりやすくしたり、さらに入学初年時段階におけるオリエンテーションの質を高めるよう指導体制を構築してほしい。
- 「模擬授業の会」など、OBや学生同士の交流を深めるような指導体制を作っているが、今後はさらに拡充してほしい。また、史学科などでは卒業生を含めた教員と学生とのネットワークを構築しているが、さらに充実してほしい。
教員養成カリキュラム委員会などの全学的組織の状況
状況
(大学・短期大学共通)
- 大学・短期大学それぞれに「教職課程委員会」を設け、教職履修者の指導や、科目・設備の充実・整備及び実習等に関する調整等を行っている。
講評
(大学・短期大学共通)
- 今後は、教職課程委員会が中心となり、大学・短期大学の教職課程の積極的な組織連携を図ってほしい。
施設・設備(図書等を含む。)の状況
状況
- 学内施設・設備、教育機器等は、学生数の規模に応じて整備されている。
講評
- 教職に関する科目に係る図書が充足されているとは言えないため、今後、図書の拡充を図ってほしい。