星城大学

実地視察大学の概要

課程認定を受けている学科等の概要

大学名 星城大学 設置者名 学校法人 名古屋石田学園
学部・学科等の名称等 認定を受けている免許状の
種類・認定年度
免許状取得状況・就職状況
(平成19年度)
学部 学科等 入学
定員
免許状の種類 認定年度 卒業者数 免許状
取得者数
教員
就職者数
実数 個別
経営学部 経営学科 300人 中一種免(保健体育) 平成18年度 - - - -
高一種免(公民) 平成18年度 -
高一種免(情報) 平成18年度 -
高一種免(保健体育) 平成18年度 -
入学定員合計 300人 合計 - - - -
備考 ・「学部・学科等の名称等」欄は、平成20年4月1日現在の名称・定員である。
・「免許状取得者数」欄の「実数」欄は各学科等の実人数、「個別」欄は各学科等内の教職課程ごとの人数である。

実地視察大学に対する講評

実地視察日:平成20年9月24日(水曜日)
実地視察大学:星城大学
実地視察委員:平出彦仁委員、渡辺三枝子委員

大学の教員養成に対する全般的な状況

状況

  • 1学部1学科において教員養成を行っている。
  • 大学の教員養成に関する教育課程、教員組織等については、最小限の認定基準は満たしている。

講評

  • 平成18年度において留意を付した事項に対する取り組み(橋渡し科目の設置・履修指導体制の充実)の検討をするように求めた。

教員養成に対する理念、設置の趣旨等の状況

状況

  • 教育上の理念・目的は、ビジネス社会で活用できる生きた知識と能力を学び、即戦力の人材育成にある。
  • 教員養成に対しては、幅広い視野に立った教育指導者の育成を理念とし、以下を備えた教員像を理想としている。
  1. 責任感
  2. 使命感
  3. 実践力ある教科指導力及び教職指導力
  • 教員として貢献できる資質と力量を備えた学生を養成するため、教職課程委員会を設置し、同委員会においては、上記教員像の養成のための指導方針を検討し、また教員採用試験に対する対策を行っている。
  • スポーツマネジメントコースにおいては、経営学の基礎・専門の修養と教職科目の修得により、実践力のある幅広い「保健体育」教師の養成を目指しているとあるが、教職と経営を橋渡しするような具体的な科目(例えば学校経営論等)の設置には至っていないため、今後具体的な科目を設置することを検討している。

講評

  • 理念・構想を実現するための具体的な科目の開設をするように求めた。

教育課程(教職に関する科目等)、履修方法及びシラバスの状況

講評

  • 教育相談のシラバスについて、実際の教育の現場について学ばせる科目となっておらず、内容が臨床心理学に特化していると思われるように見られたが、実地視察における教育相談の授業見学により、ある程度教育の現場を考えさせている科目であることが確認できた。
  • シラバスの記載方法について、目標・授業計画・含めるべき内容を明記するよう求めた。
  • 教育カウンセリングについて、三者面談や教師面談などのカウンセリングの基礎について学ばせるよう求めた。
  • 教育職員免許法で定めている含めるべき内容については、授業内で十分に扱うよう求めた。
  • 総合演習ついては、総合的な学習の時間の内容にならないよう求めた。
  • 指導法科目に学習指導要領が使用されているが、担当教員の特色がでる科目となっているかは確認できない。また、指導法科目を担当する教員が手薄であるため、今後の学生の増加を見越した人員配置にするよう検討して欲しい。
  • 生徒指導・教育相談について、教育現場のついての知識を学ばせるように求めた。

教育実習の取組状況

状況

  • 保健体育の教育実習については、教育委員会との連携による実習校確保に努めており、母校実習は避けるように指導する予定である。
  • 教育実習の受講資格者として、3年次終了時に教職に関する科目をすべて履修済みでかつ、卒業所要単位100単位以上のみの者としている。

学校現場体験・学校ボランティア活動などの取組状況

状況

  • 東海市教育委員会と連携し、平州小学校での体育の授業補助及び、平州中学校での部活動のアシスタントを行っている。
  • ボランティア活動について、教職科目の必修科目として設置しており、2年次に履修させるようにしている。また学校現場を3年次に体験させる履修体型となっている。

講評

  • 東海市教育委員会と連携して行っているボランティア活動を発展して、連携の充実・拡大を検討して欲しい。

教職指導及びその指導体制の状況

状況

  • 教職課程の運営組織として、教職課程委員会を設置し、履修指導、実習校訪問等の説明等を行っている。また、教育課程委員会とともに教育実習を担当する機関として教育実習介護等体験委員会を設置している。
  • 学生に対しては、教職履修指導、教育実習説明会、教員採用試験戦略説明会を行っている。
  • 教員を目指す学生のための勉強室を設置し、学生たちが議論を交わせる場を設けている。また、同勉強室においては、学習指導要領や教科書、採用試験対策等の資料を備え、教職に関する科目の担当教員が学生の個人面談、相談等も行っている。

講評

  • 学生が教師の理想像を描けるよう、他の資格の対する指導とは異なる教職指導をするよう求めた。
  • 学生が段階的に教員の能力を養っていけるよう、履修モデルの確立などを求めた。

教員養成カリキュラム委員会などの全学的組織の状況

状況

  • 教職課程の運営組織として、教職課程委員会を設置し、履修指導、実習校訪問等の説明等を行っている。また、教育課程委員会とともに教育実習を担当する機関として教育実習介護等体験委員会を設置している。

講評

  • 今後は、教職指導体制の充実に向けた全学的な組織の検討して欲しい。

施設・設備(図書等を含む。)の状況

状況

  • 総合グラウンド及び体育館を有し、新たに武道場を設置するなど、体育関連施設は充実している。

講評

  • 図書館は、教職に関する図書を含め、特に指導法科目の図書総数が少ないため、図書の充実を図るようにして欲しい。
  • 情報機器の導入に力を入れていることは評価できる。

お問合せ先

初等中等教育局教職員課企画係

(初等中等教育局教職員課企画係)

-- 登録:平成21年以前 --