国立音楽大学
実地視察大学の概要
課程認定を受けている学科等の概要
大学名 |
国立音楽大学 |
設置者名 |
学校法人 国立音楽大学 |
学部・学科等の名称等 |
認定を受けている免許状の
種類・認定年度 |
免許状取得状況・就職状況
(平成19年度) |
学部 |
学科等 |
入学
定員 |
免許状の種類 |
認定年度 |
卒業者数 |
免許状
取得者数 |
教員
就職者数 |
実数 |
個別 |
音楽学部 |
演奏学科 |
280人 |
中一種免(音楽) |
平成16年度 |
320人 |
167人 |
145人 |
13人 |
高一種免(音楽) |
平成16年度 |
167人 |
音楽文化デザイン学科 |
40人 |
中一種免(音楽) |
平成16年度 |
36人 |
10人 |
9人 |
0人 |
高一種免(音楽) |
平成16年度 |
10人 |
音楽教育学科
音楽教育専攻 |
90人 |
中一種免(音楽) |
昭和25年度 |
112人 |
96人 |
91人 |
18人 |
高一種免(音楽) |
昭和25年度 |
96人 |
幼児教育専攻 |
40人 |
幼一種免 |
昭和38年度 |
46人 |
37人 |
37人 |
23人 |
入学定員合計 |
450人 |
合計 |
514人 |
310人 |
555人 |
54人 |
音楽研究科 |
声楽専攻 |
8人 |
中専免(音楽) |
平成2年度 |
9人 |
7人 |
6人 |
0人 |
高専免(音楽) |
昭和43年度 |
7人 |
器楽専攻 |
16人 |
中専免(音楽) |
平成2年度 |
10人 |
6人 |
6人 |
3人 |
高専免(音楽) |
昭和43年度 |
6人 |
作曲専攻 |
4人 |
中専免(音楽) |
平成2年度 |
2人 |
2人 |
2人 |
0人 |
高専免(音楽) |
昭和43年度 |
2人 |
音楽学専攻 |
4人 |
中専免(音楽) |
平成2年度 |
0人 |
0人 |
0人 |
0人 |
高専免(音楽) |
昭和43年度 |
音楽教育学専攻 |
4人 |
中専免(音楽) |
平成2年度 |
1人 |
1人 |
1人 |
1人 |
高専免(音楽) |
昭和43年度 |
1人 |
入学定員合計 |
36人 |
合計 |
22人 |
16人 |
31人 |
4人 |
備考 |
・「学部・学科等の名称等」欄は、平成20年4月1日現在の名称・定員である。
・「免許状取得者数」欄の「実数」欄は各学科等の実人数、「個別」欄は各学科等内の教職課程ごとの人数である。 |
実地視察大学に対する講評
実地視察日:平成20年7月10日(木曜日)
実地視察大学:国立音楽大学
実地視察委員:山極隆委員、渡辺三枝子委員
大学の教員養成に対する全般的な状況
状況
- 1学部3学科2専攻において教員養成を行っている。
- 大学の教員養成に関する教育課程、教員組織等については、全般的に基準を満たしており、良好に実施されている。
教員養成に対する理念、設置の趣旨等の状況
状況
- 音楽的能力の高いことばかりを求めず、教育者としての資質・実践的能力を高めることも目的としている。
- 教職課程運営協議会を組織し、大学全体で教職指導の連携を図り、各学科・専攻所属の教員志望学生に対して履修指導・教職指導を行っている。
講評
- 今後も各種取組を通じて、大学ならではの授業科目の開設や学内実施体制の整備など、さらなる教職課程の充実に努めて欲しい。
教育課程(教職に関する科目等)、履修方法及びシラバスの状況
状況
- 同科目で担当教員が違う場合は、互いの担当教員が連絡・調整を行っている。
講評
- シラバスについては、一部シラバスにおいて、授業計画がはっきりとしない授業や、到達目標が不明確な授業が見られたため、全面的な見直しに努めて欲しい。
また、授業計画は15回となるよう努めて欲しい。
- 総合演習に関しては、独自に教科書を作成するなど、前向きな姿勢がうかがえる。
教育実習の取組状況
状況
- 幼稚園
附属幼稚園、大学近辺の幼稚園に大学から依頼をして、確保している。
実習後、大学が直接、実習園に出向き、実習生の評価を聞いている。
- 中学校・高等学校
附属中・高等学校、東京都公立中・高等学校に2年次に一度訪ね、3年次に正式な依頼を学生が行う。
実習中または実習後、大学が直接、実習校に出向き、実習生の状況及び評価を聞いている。
講評
- 母校実習については、中央教育審議会で大学側の対応や評価の客観性の確保の点で課題も指摘されており、できるだけ避ける方向で検討して欲しい。
学校現場体験・学校ボランティア活動などの取組状況
状況
- 幼稚園課程では「幼稚園見学」を実施している。その他に「七夕祭」においては、遊びの指導体験を行い、サークル活動においても指導体験を行っている。
- 中・高課程では「学習支援ボランティア」を実施している。
- 「教職特別講義」を開催し、授業以外に現場教員や文部科学省調査官を招いて、今日の学校教育、教科教育の講話を聞く機会を設けている。
講評
- 今後とも関係機関と連携しつつ積極的な取組を実施して欲しい。
教職指導及びその指導体制の状況
状況
- 免許状取得希望者を対象とした説明会を1年次より実施している。
- 学生の履修相談等については、学務部窓口・教員で随時対応している。
- 中・高教職課程においては教職課程運営協議会が教職課と連携し、教職課程に関する連絡調整、教職関連説明会の計画及び実施等を行っている。
幼稚園課程においては、音楽教育科目会幼児教育分科会が、教職課程運営協議会
- 教職課との連絡調整、諸件の審議、実習説明会の計画及び実施等を行っている。
講評
- 就職コーナーに教員採用資料や、過去の採用者実体験談をファイルにして設置し教員養成に対する高い意識がうかがえるため、これからも高い意識を持ち続けて欲しい。
教員養成カリキュラム委員会などの全学的組織の状況
状況
- 教職課程運営協議会を設置し、全体的な運営・実施の取り組みを行っている。
また、東京地区教育実習研究連絡協議会に加盟し、教育実習上の課題、教員採用に関する問題点などを協議している。
講評
- 教育委員会との連携や協力を深め、さらなる運営の充実に努めて欲しい。
施設・設備(図書等を含む。)の状況
状況
- 教職に関する科目に係る図書、学術雑誌等の資料など教育に関する実践的指導力の向上を図るための各種の教育機器等が十分に備えられている。
- 設備も教員養成をするに十分に備えられている。
講評
- 図書に関しては、研究室内に置かれることで、閉鎖的にならないよう、努めて欲しい。