資料3 子どもの発達と徳育に関する調査研究について

平成20年2月18日
事務次官決定

1 趣旨

 今日、社会環境の変化等を背景として、子どもたちの育ちが変化する中で、人が人として育つための条件を問い直す必要がある。
 とりわけ、道徳教育の充実については、中央教育審議会答申(平成20年1月17日)において、家庭・学校・地域社会が一体となって社会全体で道徳教育を推進するための具体的方策を、今後別途検討する必要がある旨提言されている。また、教育再生会議最終報告(平成20年1月31日)において、徳育を「新たな枠組み」により教科化することや社会総がかりで心身ともに健やかな徳のある人間を育成することが提言されている。
 これらの提言も踏まえ、子どもが健やかな心の発達を遂げ、我が国社会の形成者として健全な徳性を身につけることを社会総がかりで支援するため、家庭・学校・地域社会における子どもの心の発達の支援と徳育の充実のための方策について調査研究を行う必要がある。

2 主な検討課題

 上記の趣旨にかんがみ、子どもの発達の視点を踏まえつつ、次の点について検討を行う。

  • (1)生活習慣の確立、規範意識の醸成、道徳的価値の形成の在り方について
  • (2)子どもの心の健やかな発達のための家庭・学校・地域社会の役割について
  • (3)家庭・学校・地域社会における徳育の充実のための諸方策について

3 有識者会議の設置

 1の調査研究を実施するため、学識経験者などによる有識者会議を設置する。

4 プロジェクトチームの編成

 有識者会議における調査研究を円滑に進めるために連携協力を行うとともに、その調査研究の成果を活かした方策を検討するため、以下の関係局課で構成するプロジェクトチームを編成する。

  • 大臣官房政策課長
  • 生涯学習政策局生涯学習推進課長
  • 生涯学習政策局社会教育課長
  • 生涯学習政策局男女共同参画学習課長
  • 初等中等教育局教育課程課長
  • 初等中等教育局児童生徒課長
  • 初等中等教育局幼児教育課長
  • スポーツ・青少年局企画・体育課長
  • スポーツ・青少年局青少年課長

5 その他

 調査研究の庶務は、関係局課の協力を得て、初等中等教育局児童生徒課において処理する。

お問合せ先

初等中等教育局幼児教育課