別紙 教員採用の在り方に関する点検状況について（平成20年7月25日現在）
教員採用の在り方の点検
1．試験問題・解答・配点の公表
現状
- 試験問題の公表：全64県市
- 解答の公表：60県市
- 配点の公表：41県市
- 今回の点検を契機に改善した（注）：16県市
（例：解答・配点の公表、試験問題の持ち帰り可能とする、等）
今後の見通し
- 今後改善を検討する（注）：34県市
（例：解答・配点の公表、試験問題の持ち帰り可能とする、等）
（注）これらには、既に試験問題・解答・配点のいずれかを公表している県市のうち、その方法について、今回改善したものや今後改善を検討するものを含む。以下同じ。
2．採用選考基準の公表
現状
- 採用選考基準を全て公表：14県市
- 一部を除き公表：31県市
- 今回の点検を契機に改善した：12県市
（例：採用選考基準の公表、等）
今後の見通し
- 今後改善を検討する：42県市
（例：公表の可否、時期、事項等の検討、等）
3．成績の本人への開示
現状
- 成績の本人への開示：全64県市
- 総合判定のランクの開示：47県市
- 筆記試験の得点：33県市
- 総合判定の得点：14県市
- 総合判定の順位：10県市
- 今回の点検を契機に改善した：12県市
（例：不合格者への得点開示、ランクから順位の開示へ変更、等）
今後の見通し
- 今後改善を検討する：34県市
（例：開示の在り方の検討、不合格者への開示内容の拡大、判定ランクの細分化、等）
4．選考の各段階における不正防止チェック
現状
- 業務段階ごとに複数者でチェック：全64県市
- 業務段階ごとに独立したチームで実施：11県市
- 採点時の受験者の匿名化：43県市
- 採点後の受験者の匿名化：17県市
- 今回の点検を契機に改善した：29県市
（例：受験番号以外に整理番号を使用、人事委員会職員等外部人材の関与、等）
今後の見通し
- 今後改善を検討する：32県市
（例：匿名性を高める方策の検討、第三者によるチェック体制の導入、等）
5．公正な面接試験の確保
現状
- 利害関係者の除外：61県市（※このほか、「近親者のみの除外」と回答：2県市）
- 民間人等の起用：57県市
- 今回の点検を契機に改善した：3県市
（例：面接官の外部人材登用、面接官に受験生の名前を知らせない、等）
今後の見通し
- 今後改善を検討する：17県市
（例：面接への外部人材の活用、面接官への研修実施、等）
6．関係文書の適切な保存
現状
- 試験成績表の保存年限：
5年以上10年未満（19県市）
1年以上2年未満（15県市）
- 面接・模擬授業の判定書の保存年限：
1年以上2年未満（33県市）
2年以上5年未満（11県市）
- 願書又は志願書等の保存年限：
1年以上2年未満（39県市）
2年以上5年未満（10県市）
- 答案の保存年限：
1年以上2年未満（39県市）
2年以上5年未満（12県市）
- 今回の点検を契機に改善した：15県市
（例：保存年限の延長、答案用紙の適正保存の徹底、等）
今後の見通し
- 今後改善を検討する：26県市
（例：保存年限の検討、保存年限の設定、等）
7．その他不正防止のための措置
現状
- 不正についての通報等の窓口を設置：24県市
- 教育委員による採用選考プロセスの点検・見直し：18県市
- 教育委員会以外から採用選考プロセスの点検・見直しの助言：11県市
- 今回の点検を契機に改善した：20県市
（例：教育委員による採用選考プロセスの点検、外部の者によるチェック、他）
今後の見通し
- 今後改善を検討する：27県市
（例：教育委員による採用選考プロセスの点検、外部の者によるチェック、他）
8．「教員の採用等における不正な行為の防止について（通知）」を受けた点検の概要
- 点検の実施：全64県市
例：
教員採用選考プロセスの各段階の点検
教員採用選考の点検に関する検討チーム等の設置
過去の担当者の聞き取り調査の実施
答案と採点結果一覧等との突合
等
9．過去の不正な行為について
- 点検の過程において判明した不正な行為：該当なし
- 過去10年間、教員採用選考に関する不正な行為に伴う処分等を行った事例
過去10年間に不正な行為があった県市：2県市（いずれも公表済み）
教員採用選考結果の個別連絡
1．平成20年度教員採用試験に関し、合否の個別連絡をしていた事実の有無
2．個別連絡について今後どうするか
- 今後個別連絡は実施しない：47県市
- 検討中：1県市