資料4 教員採用の在り方に関する点検状況について

  1. 文部科学省は、教員採用選考を実施している64都道府県・指定都市教育委員会に対し、7月10日付通知等で教員採用の在り方について点検を求めたところであるが、このたび、7月25日現在の状況について報告を得た。
  2. 点検は全64県市が実施し、うち、いずれかの点検項目について、41県市が今回の点検を契機に何らかの改善をし、56県市が今後更に改善を検討するとしている。
     過去10年間に不正行為に伴う処分等を行った事例は公表済みのものが2県市から報告されたが、点検過程で新たに判明した不正行為はなかった
     このほか、48県市から合否情報を個別連絡していたとの報告があった。
    【参考】教員採用の在り方に関する点検状況の概要
    区分 点検を契機に改善 今後更に改善検討
    下記のいずれかの項目につき今回改善又は今後改善検討 41県市 56県市
    1.試験問題・解答・配点の公表(一部公表等を含む。) 16県市 34県市
    2.採用選考基準の公表(一部公表等を含む。) 12県市 42県市
    3.成績の本人への開示(請求があった場合を含む。) 12県市 34県市
    4.各段階における不正防止チェック 29県市 32県市
    5.公正な面接試験の確保 3県市 17県市
    6.関係文書の適切な保存 15県市 26県市
    7.その他不正防止のための措置 20県市 27県市
  3. 文部科学省としては、現在実施中の平成21年度採用選考試験において可能な限り改善が図られるよう、取りまとめた点検結果を早急に各県市に提供することにより更なる改善検討を促し、1か月後を目途に再度調査を実施する予定である。
     さらに、その後も継続的にフォローアップを行い、それらの結果が平成22年度採用選考試験に適切に生かされるよう、必要な指導を行う予定である。

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