○ 平成22年4月20日実施、7月30日結果公表(提供は教育委員会:7月30日、学校:8月2日)
○ 小学校第6学年、中学校第3学年の児童生徒(約74万人)が対象
(95%の確率で、各都道府県の平均正答率が、誤差1%以内の精度(抽出率約30%))
○ 対象教科は国語、算数・数学 (児童生徒と学校に対する質問紙調査も実施)
○ 「知識」と「活用」(知識・技能等を実生活の様々な場面に活用する力など)に関する問題を出題
「活用」に関する問題で、記述式問題を中心に課題が見られる。
※資料や情報に基づいて自分の考えや感想を明確に記述すること、日常的な事象について、道筋を立てて考え、数学的に表現すること
等
各設問を個別に見ると、「知識」に関する問題においても継続的な課題が見られる。
※文の構成を理解し、伝えたい内容を適切に書いたり、推敲したりすること、割合や比例など、2つの数量の関係を理解すること
等
→思考力・判断力・表現力等といった、知識を活用する力と合わせ、基礎的・基本的な知識・技能もしっかりと定着させることが重要。
中学校調査のうち、19年度調査を踏まえた問題において、小学校調査から引き続き課題が見られるものがある。
※スピーチなどにおける話し方の工夫をとらえる、円の面積をもとめる
等
→小学校・中学校を通じた継続的な指導が必要。
算数の勉強が好きな小学生の割合が21年度と比べやや低くなるなど、今後注意して見ていくべき項目もあるが、関心・意欲・態度、宿題、基本的生活習慣等の多くの項目で肯定的な回答をした小中学生の割合が高くなっている。
3歳から6歳までの間に、「幼稚園に通っていた」、「保育所に通っていた」、「どちらにも通っていなかった」小中学生の順に、正答率が高い傾向が見られる。
国語、算数・数学の宿題をよく与える、宿題の評価・指導をよく行う、国語の指導として書く習慣を身に付ける授業を行う、PTAや地域の人々の参加等、学力向上のための取組等が増加。
家庭学習の取組として、調べたり文章を書いたりしてくる宿題を出していた学校の方が平均正答率が高い傾向が見られる。
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