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資料2−1

調査結果の分析項目の例(案)

1.調査データ全体に関する分析

  • 調査データ全体を用いて多変量解析を含む分析を行い、学力と関係の強い項目を探索する。

2.施策に関する分析

(具体的分析視点・手法)

(例)

  • 平均正答率のみでなく、記述式問題の無回答率などを用いて分析
  • 学校規模や地域規模などの条件を限定して分析
  • 複数の質問項目をまとめて指標とし、各学校の特性を分析

(具体的分析項目例)

1習熟度別・少人数指導について、条件を限定した分析

(例)

  • 一定以上の規模の学校における、国語及び算数・数学での習熟度別・少人数指導等に関する分析
  • 正答率の高い層の割合や正答率の低い層の割合と、習熟度別・少人数指導の関係の分析

2指導方法に関する分析

(例)

  • 各問題の特性を分析し、さらにタイプ分けした問題群ごとに指導方法との関係を探る分析
  • 学校質問紙の質問項目と指導方法との相関に関する分析
  • 学習に対する関心・意欲・態度に関する児童生徒質問紙の回答との相関が高い学校質問紙における指導方法の分析
  • 児童生徒が熱意をもって勉強している学校における指導方法に関する分析
  • 通塾していない児童生徒に限定した児童生徒の学力に関する分析

3教育条件の整備状況等の学校特性と学力等に関する分析

(例)

  • 学校における教育環境の整備状況(ICT等)と学力や学習状況との関係の分析

4家庭学習の習慣の定着要因に関する分析

(例)

  • 宿題をよくやっている児童生徒の割合が多い学校の学校特性に関する分析

3.市町村に関する分析

1大都市、中核市、その他の市から対象地域を抽出して、以下の項目等について分析

(例)

  • 児童生徒や学校の間の散らばりの小さい市町村等に関する比較・分析
  • 就学援助率が高い学校が多く、かつ、平均正答率が高い市町村等に関する分析
  • 地域として補充学習のための取組を行っている市町村等に関する分析

2市町村等について、全国学力・学習状況調査以外のデータを用いて学力等との相関を分析

  • 各地域のバックグラウンド・データ(都道府県レベル、市町村レベル)の収集・分析

4.学校の類型化による分析

調査の結果を踏まえて学校のタイプを類型化し、各類型ごとにその特徴(プロフィール)等を出す。
(例)

  • 「知識」、「活用」、「学習意欲」、「生活習慣」等の指標を用いた類型化
  • 「校長の権限」、「開かれた学校」等の指標を用いた類型化

5.事例分析

特徴的な学校について、データと事例を実際につきあわせて分析