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5 全ての大人は、自らの責任を見つめ直し、子どもに「生きる」ことの意味を教えよう!

 子どもが、いきいきと自分らしさを発揮できる社会をつくることは我々大人の責務である。大人一人一人が、自らの社会的責任を果たしているか、また、子どもに「生きる」ことの意味を教えているか、考えてみる必要がある。

 現在のような不安定な社会をつくったのは我々大人である。大人一人一人が責任を感じ、変わらねばならない。子どもだけを変えることはできない。子どもは大人の生き方を、親や教師の姿を見て育つことを我々は強く自覚すべきである。
 例えば、我々は以下の問いにどのように答えることができるだろうか。

 子どもに日頃から話しかけ、子どもの話に耳を傾け、子どもの気持ちを受け止めているか?

 子どもが悩んでいるとき、声をかけたり相談に積極的にのるなど、話し易い雰囲気をつくり疎外感を持たせないようにしているか?

 子どもに対して、人間は一人で大きくなったり、一人で生きていくことはできないこと、また、社会の大勢の人の中で自分は生かされていることなど、「生きる」ことの意味を教えているか?

 子どもに対して、一人で悩んだり、苦しまず、何でも家族や友達、身近な大人に話して欲しいこと、一時の苦しみから逃れるために自ら命を絶つようなことは、絶対にしてはいけないことなどを真剣に話しているか?

 子どもに注意しているのに、実は無意識に自分でもしていることはないか?
 例えば、夕食時にテレビをつけっぱなしで見続けたり、携帯電話をマナーに反して使用し続けていないか?

 子どもへの注意は単に頭ごなしに怒るのではなく、子どもに反省を促すとともに、将来の良い経験となる仕方で行っているか?

 良いことに対しては、子ども自身の自信を深めるようなほめ方をしているか?

 子どもに誇れるような生き方を心がけているか?


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