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資料5

「生徒指導上の諸問題に関する調査」の見直しの考え方

1. 「いじめ」の状況に関する調査について
 調査対象に国立・私立学校を加える。

 いじめられた児童生徒の立場に立って、より実態に即して把握できるよう、いじめの定義を見直す。
 個々の行為がいじめに当たるか否かの判断をいじめられた児童生徒の立場に立って行うことをより明確に示すとともに、現在の定義の仕方が、いじめが3つの条件から成り立ち、「一方的」、「継続的」、「深刻」などの文言の捉え方が様々であるため、いじめの実態を適切に反映していないのではないか、との指摘を踏まえて、定義を見直す方向で検討。

(参考)現行定義
   「この調査において、「いじめ」とは、「1自分より弱い者に対して一方的に、2身体的・心理的な攻撃を継続的に加え、3相手が深刻な苦痛を感じているもの。なお、起こった場所は学校の内外を問わない。」とする。
 なお、個々の行為がいじめに当たるか否かの判断を表面的・形式的に行うことなく、いじめられた児童生徒の立場に立って行うこと。」

「いじめの態様」を昨今の状況等も踏まえて整理。
(例えば、インターネットや携帯電話での誹謗中傷などを加える。)
(参考)現行の「いじめの態様」
  言葉での脅し
冷やかし、からかい
持ち物隠し
仲間はずれ
集団による無視
暴力を振るう
たかり
お節介、親切の押し付け
その他

 いじめの早期発見に関連して、いじめられた児童生徒が周囲の誰に相談したかが分かるよう、調査項目を追加する。

 個々のいじめについて、学校がどのように対応したか分かるよう、調査項目を追加する。

2. 「自殺」の状況に関する調査について
 調査対象に国立・私立学校を加える。

 「自殺の理由を1つ選択する」方法を見直し、自殺した児童生徒がおかれていた状況について把握するような方法に改める。

 自殺した児童生徒数を適切に把握するため、警察庁が行っている調査との連携等を図る。

3. 「不登校」の状況に関する調査について
 「不登校となったきっかけ」及び「不登校状態が継続している理由」の項目に「いじめ」を加える。


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