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資料5

最近のいじめ・自殺の件について

(1) 北海道滝川市の市立小学6年女子児童の自殺
 17年9月9日、北海道滝川市の市立小学校6年の女子児童が教室で自殺を図り、18年1月6日に多臓器不全で死亡。
 市教委は、当初、「いじめがあったとは考えていない」との認識を示していた。また、遺書の内容について一部説明してこなかった。
 事件から1年以上経過した本年10月5日(水曜日)に「遺書の内容を踏まえ、いじめであると判断した」との認識を示し、いじめ対策の強化に取り組んでいくことを発表した。

(2) 福岡県筑前町の町立中学2年男子生徒の自殺
 18年10月11日夕方、町立中2年男子生徒が自宅の納屋でビニール紐で首を吊り、窒息死。「いじめられてもう生きていけない」等といったメモが本人の上着のポケット、納屋の床、学校の美術室等にそれぞれ残されていた。
 事件後、生徒からの聞き取りやアンケート調査から、当該生徒に対する他の生徒からのいじめが明らかになった。
 また、1年生の時に、当時の担任教諭から「偽善者」と言われていたことや当該生徒のあだ名の原因をつくったことなどが報道された。こうした不適切な言動があったことは、町教育委員会も認めている。
 しかし、それが同級生による子どもへのいじめを誘発したこと、自殺につながったことについては、現在調査中としている。

(3) 岐阜県瑞浪市の市立中学2年女子生徒の自殺
 10月23日(月曜日)午後2時頃、自宅の部屋で首を吊り死亡しているのを母親が発見。同じ部活動部に所属する同学年の4人の名前が書かれ、「これでお荷物が減るからね」などと書かれたメモが部屋に残されていた。
 17日、母親から担任に対し、女子生徒が部活動の人間関係がうまくいっていないようだとの相談があった。担任は、今後も注意深く見ていくと母親に返答。
 23日の昼に担任が本人と話をした際に、朝の部活動後に涙を浮かべていて様子が変であったことについて担任が話をし、本人は「大丈夫です」と答えた。
 学校・教育委員会側の認識としては、1「うざい」と言うなどの言動が亡くなった女子生徒に向け、繰り返し行われたことは、いじめであると認識している。」、2「そのようないじめが女子生徒に心の痛みを与え、自殺の大きな要因となったと認識している。」というものである。


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