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最重要課題3点を知りたい。
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最重点というのはすぐに思いつかないが、生徒の学力の格差が拡大している。所得の格差が学力格差を生むと言う報告もあるが、これの対応が必要。授業料滞納者に対する対応で事務職員も苦労しているが教員も対応している状況であり、奨学資金や授業料減免制度も重要。週5日制の導入により多忙化が増して、土日働いている人もおり、教則員の負担軽減が必要。特に土曜日は公務災害補償もない。
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教職員の増員をお願いしたいとあるが、義務と比べると多いと思う。困難校であるから大変、増員が必要といっている一方で、進学校であるから増員が必要ないという論があったが、義務と比べると教員は多く、どのような課題があるのか。教職員の増員と課題とがどう結びついているのか。
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義務と比べると持ち時数も少なくてゆとりがあると言う指摘もあるが、農業高校のような特色ある高校については、実験実習のための準備時間がかなりかかる。また、最近は事務量も多くなって、空き時間は生徒の奨学金の手続きの準備などへの対応もある。定数についても、選択指導や習熟度別指導をやっており、多様な展開をしていることからも持ち時数よりは多くかかっている。
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英語の例だが、空き教室を使ってやっているが、定数が増えない中で30人くらいの授業をやっているが人数的にはぎりぎり。また、部活動は教科指導と同じ考えを持ってやっており、夏は8時までやっている場合もある。そういう場合、事故防止対応も必要で責任も重い。高校生は体が大きい子が多いことや、教科内容が難しくなっている状況、あるいは家庭で教育がされていないという課題もある。
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特別支援教育への転換の問題について、高校への記述がないが何か考えがあるか。
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行く行くは共生共学で高等学校にも障害のある児童生徒が入ってくることが前提になってくると思う。栃木県には何校かに入っている状況もある。共に学びあえることも必要。
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障害のある生徒へ今後どう対応していくのか。また、発達障害支援法ができて、知的遅れのない発達障害の子どもへの対応を文科省も検討を始めたが、これまで十分対応できていなかったという問題があるが、高校の教員としてどう考えているか。
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教師を巡る状況について、土曜日の補習や開かれた学校づくりなどで多忙化が進んでいるとのことだが、どのくらいの時間これに時間を割いて超過勤務をしているのか。
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土曜日の補習について、栃木県では普通高校は何らかの対策をしている。授業形式の補修をやっている場合もある。出勤すれば4〜8時間は拘束されている状況。毎週交代でやっている。また、教科によっても違う。開かれた学校づくりについては、学校開放講座などを開設している。ものづくり体験なども実施している。執務時間外で実施している。
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日高教の意見は、校長会・教頭会と差のない主張。教職員組合として土曜日などの補習や部活への対応をなくす方向ではなく、実態を肯定した上で、多忙だから教職員の増員が必要と言うのは如何なものか。
また、高等学校は国公私立全体で教員1人当たり生徒数は14人程度だが、大学は17.5人となっている。優先順位が何かということと、その前提になるポリシーは何か。事務の仕事と教員の仕事、大学のように事務職員を多く置くなどのアイデアを高校に持ってくるとかしないと総花的に全ての職を増やせと言うのはいかがか。もっと違う観点で検討した上で意見をもらった方がよい。
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大規模高校小規模高校もある。栄養も養護教諭もある。職種ばっかり増やしている。義務と高校の違いは事務職員。全ての職種が大事なのはわかるが、効率的かつ効果的にやるためにどう考えるか。
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土曜日に学校を開けること自体が組合運動としてはまずいのではないかという指摘があったが、私立高校への生徒の流動化やPTAからの希望もある。特に地方には塾も少ないので学校として対応して欲しいと言うことで、組合員としても熱心にやってくれている。それではその環境整備を求めることも一つの方法と考えている。多忙化していること自体の見直しは必要とは思うが、学校へのいろいろな要望に対して応えていくという使命感で多忙化していることもあり定数改善が必要。
また、ポリシーについては、事務処理のコンピュータ化で負担軽減されている部分もあるが、授業料の未納に対して教員が細やかな対応をしたり、進路指導の対応についても外部の専門家の招へいしたりしているが、個人情報の問題や守秘義務の問題で教員が対応しなければいけないことは多い。
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最重要課題3点について、定数改善にどのように繋がっているのか聞きたかった。理念に事務職員のことがあるが、いろいろなことが全部定数がほしいと書かれているが、県でやっていた事務職員が義務にくると使えない人もいる。どのように具体的に課題を捉えてどのように定数改善について取り組むのかということが聞きたかった。
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精神疾患の方が多いという状況から、研修等で海外であるようなサバティカルイヤーのような形で研修権を求め、だから定数が必要であるということはあるのか。
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学力間格差については危惧しており、2クラスを3展開などが必要と思っている。定数改善が必要。事務職員について、問題があることも承知しているが、それぞれの現場専門部から要望が出てきている。事務職員についても授業料滞納者への対応など必要性はある。海外に半年、1年なりの研修も必要かもしれないが、授業研修のための研修機会が取れるようにして欲しい。
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現業職員について、どういう種類の現業職員がいて、どういう実態があるのか。
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学校管理を行う安全対策のための門の管理、ボイラー運転、公用車運転、遠隔地農場へのバスの運転手、寄宿舎管理者などへの対応がある。位置付けは行政職。
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