平成17年4月15日
情報教育の展開・考え方(小中高一貫の情報教育)
永野 和男(聖心女子大学)
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小学校段階 |
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(ねらい)
課題解決的な場面での情報活用(情報活用の実践力)
日常モラルの指導と関連付けた情報モラル指導
情報機器の利便性を活かしたさまざまな体験
(期待される学習活動)
(1)教科の学習活動の中での主体的な調査学習
(2)マルチメディアなどによる作品作り
(3)総合的な学習の時間でのプロジェクト型の学習
(4)メディアを利用した日常的な活動 |
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中学校段階 |
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(技術科のなかで)
コンピュータの基礎(ハード、アプリケーション)
インターネットを支えている技術に対する理解
マルチメディア技術を利用した作品作りと基礎技術の理解
プログラムの考え方・簡単な経験
センサー技術、制御技術の理解(自走型ロボットなど)
社会の中での情報システムの理解(POS,GPS,オンラインシステム)
(社会科(公民))
情報社会の特性
個人情報の扱い
パーソナルコミュニケーションの特性
ネットワークコミュニティー
(各教科で)
調査研究・課題研究的な学習における情報手段の活用
まとめ、レポート、プレゼンテーションなどの発信活動
実験データの処理・予測や推理におけるコンピュータの活用
数理的なモデル化(関数関係など)・シミュレーションなどでのコンピュータ活用
音楽・美術なのでのディジタル創作活動 |
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高校段階 |
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(各教科で)
中学校に同じ(やや高度なもの)
(普通教科情報)
情報A: |
情報の活用 |
情報B: |
よりプログラミングや数理的なモデルを強調したもの
高校2年生の数学程度と並行した内容に充実していく |
情報C: |
情報社会をテーマにした調査研究的な内容を充実させる
現在: |
デジタル化の仕組みの理解 |
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テーマの設定>情報収集・吟味、アンケートなどの企画 |
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付録:総合的な学習の時間や教科の指導での情報教育の実践と評価
総合的な学習の時間では、課題学習を中心とした、子どもたち主体の学習活動が期待されます。以下の資料は、そのような学習活動が、情報教育のねらいとどのように関連しているかをまとめたものです。
但し、この表で、▲LEVEL2とあるのは、主として小学校中学年(3・4年生)レベル、LEVEL3、LEVEL4は、それぞれ小学校高学年(5・6年生)、中学校以上を目安としており、1年間あるいは、2年間の児童・生徒の学習活動を観察して、総括的に評価する目標を示しています。また、目標の下に列挙されている中点(・)の項目は、その期間にできるだけ体験してほしい学習活動や下位目標を、評価の視点として示しています。
このような整理枠は、ひとつの事例ですが、情報教育の目標をリストの形で整理し、具体的な学習活動との対応を明確にすることで、総合的な学習の時間や教科の指導の中で、どのような学習活動を埋め込むべきかを明らかにできるとともに、子どもたちにめあてをもたせ、児童・生徒にフィードバック(評価)する場合にも役立ちます。
各学校あるいは教育委員会では、これらの項目を参考にして、学校の実態や地域の特性に応じて、下位目標や評価視点を付け加えて利用すればいいわけです。
(1)<情報の表現およびコミュニケーション>
【a:表現】
▲LEVEL1:自分の気持ちや言いたいことを、表現できる
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自分の言いたいことを考えながら表現する |
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自分の言いたいことの要点を言える |
▲LEVEL2:伝える内容を意識し、工夫をしながら表現する
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要点を考えて表すことができる |
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見たことや読んだことを、整理して話す |
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情報には送り手と受け手があることに気づく |
▲LEVEL3:さまざまな情報手段を活用して、効果的に表現する
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集めた情報を元に新しい情報を作り出すことができる |
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相手に効果的に伝わるように、順序を整えて表すことができる |
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相手に伝えるために、メディアを使って効果的に資料を作成する |
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相手の意見を理解して質疑応答ができる |
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伝えたいことに応じて表現の仕方を工夫する |
・ |
他の人にわかりやすい表現方法を知る |
・ |
構造的に表すことができる |
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【b:メディアによるコミュニケーション】
▲LEVEL2:メディアを活用して情報を交流する
▲LEVEL3:メディアを活用して情報を交流する
・ |
電子メールを利用して他校と交流する |
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テレビ会議や電子掲示板等を利用して意見の交換を行う |
・ |
共通の話題についてメディアを利用して交流する |
・ |
共通の話題について複数のメディアから選択して交流をする |
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(2)<課題解決における情報活用>
【c:問題の発見と計画】
▲LEVEL2:自ら課題を選び計画を立てることができる
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集めた情報の共通点や相違点から、課題を見つける |
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得た情報から新たな課題を見つける |
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自分の身近な事象に関連付けて課題を考える |
・ |
見通しを持って、調べる |
▲LEVEL3:自ら課題を見つけ、見通しを持って活動することができる
・ |
課題解決に必要な情報かどうか適切に判断する |
・ |
自分の意見を正確に相手に伝える |
・ |
自分の考えや活動計画の要点をわかりやすくまとめる |
▲LEVEL4自分の学習活動を振り返りながら、計画・実施・評価ができる |
【d:情報の収集】
▲LEVEL2:身近なところからさまざまなメディアを使って情報を集める
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身近な人からインタビューをして情報を集める |
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いろいろな機器を活用して、情報を集める |
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ネットワーク上に発信された情報を集める |
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印刷物・放送・ビデオなどのメディアから情報を集める |
・ |
自分の調べていることについて、他の人に意見を求める |
・ |
相手に伝えるために、主体的に質問を聞き、調べる |
▲LEVEL3:課題解決に必要な情報を、情報手段を活用して収集する
・ |
目的を考え、情報を選択して集める |
・ |
身近なことがらから課題を見つけ、課題解決のための情報を収集する |
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他の情報と比較しながら必要な情報を得る |
・ |
情報の活用方法を考えながら、情報収集する |
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【e:整理・分析・判断】
▲LEVEL2:集めた情報を比べたり、まとめたりできる
・ |
話し合って意見をまとめる |
・ |
相手に伝えたいことを、絵図や資料にまとめる |
・ |
相手に伝えたいことを、情報を整理して文章にまとめる |
・ |
相手に伝えるために、資料を作成する |
・ |
集めた情報について話し合い、新しい関係を見つける |
・ |
集めた情報の共通点や相違点を話し合い分類する |
▲LEVEL3:集めた情報を分析し、適した方法でまとめることができる
・ |
集めた情報を分析し、傾向や規則性を見つける |
・ |
課題解決に必要な不足情報に気づき、さらに情報を収集・整理する |
・ |
集めた情報の特性に応じて適切な表やグラフにまとめる |
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伝えたいことを、電子情報としてまとめる |
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集めた情報を活用しやすいように整理する |
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▲LEVEL4:情報手段を活用して、整理・分析・判断する
・ |
コンピュータやメディアを利用して情報を整理する |
・ |
コンピュータにデータを入力して分析する |
・ |
分析した情報に基づいて、的確に判断する |
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【f:発信・伝達】
▲LEVEL2:まとめたことを、人に伝える
・ |
まとめたことをみんなの前で話す |
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相手に伝えるために、絵図や資料を見せながら話す |
▲LEVEL3:伝えたいことを明確にして、相手にわかりやすく伝える
・ |
伝えたいことを明確にして、プレゼンテーションを行う |
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情報をネットワーク上に発信する |
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自分の考えをはっきりさせて、正確に伝える |
・ |
順序を考えて、相手にわかりやすく整理して発信する |
・ |
メディアを使って、情報・意見を適切に伝える |
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事実に基づいた情報を発信する |
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▲LEVEL4:聞き手の立場にたち、メディアを有効に活用し、筋道を立て伝える
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相手を説得するために話の順序を考える |
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章立てて(起承転結を考えて)発表する |
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相手を意識し、推敲を繰り返して発信する |
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(3)【g:情報手段の適切な利用】
▲LEVEL1:身の回りの情報手段に慣れ親しむ
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身の回りのメディアを情報収集に使う |
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使いたいメディアのよさを感じ取ることができる |
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写真や絵図、ビデオにテキストを加える |
▲LEVEL2:いろいろな情報手段の特性の違いに気づく
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表現したい事物を効果的に写真やビデオに撮影する |
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提示装置やプレゼン用ソフトを適切に利用して表現する |
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情報機器をつかって、絵や音楽をつくる |
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自分の考えを、わかりやすく伝えるメディアを選ぶ |
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身近にあるメディアの種類や違いに気づく |
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情報はディジタル化すると、加工しやすいことがわかる |
▲LEVEL3:目的に応じて、情報手段を使い分けることができる
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メディアにはそれぞれに長所と短所があることを知る |
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文字や画像や音声を、編集する |
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適切なメディアを選択して情報発信する |
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意見交換の場面でテレビ会議を利用する |
・ |
目的を達成するために、どんなメディアが使えるかを考える |
・ |
文章をタッチタイピングで入力する |
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文字(ワープロ)や画像や音声などを適切な表現方法を選択する |
▲LEVEL4:状況に応じて情報手段を複合的に活用する
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多種多様なメディアを場面に応じて効果的に組合せる |
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電子報告書を作成する |
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(4)【m:情報に対する態度】
▲LEVEL2:情報の大切さを意識する
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情報の大切さに気づく |
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情報は人に影響を与えるということに、気づく |
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情報を選択した根拠を説明できる |
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自分の考えと違う意見があることに気づく |
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他の人の発信した情報の良いところを見つける |
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情報には、正しいものと誤ったものがあることを知る |
▲LEVEL3:情報と主体的にかかわろうとする
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発信された情報が人に与える影響を理解し、行動する |
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正しく伝えられたのか振り返り、修正できる |
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他の人の情報をもとに、自分の情報を改善できる |
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結果と意見を区別できる |
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社会の常識の中には、自分の考えと違うものもあることに気づく |
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受けとった情報が正しい情報かどうかを、意識できる |
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情報には、発信側の意図が含まれていることに気づく |
▲LEVEL4:情報を批判的に活用できる
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情報の真偽を判断し、適切に行動することができる |
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課題について調べた情報を根拠にして討論を行う |
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自分の行った活動を振り返り、問題点と理由を指摘できる |
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自分の発信した情報の影響を評価し、必要な改善を行う |
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統計情報の持つ意味を推測する |
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結論を導いた根拠を示す |
・ |
自分の意見の独創性(オリジナリティ)を意識する |
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情報の適切さについて批判的に判断できる |
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他者が発信した意見や自己の意見を客観的に評価する |
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(5)【n:情報モラル】
▲LEVEL2:情報モラルの大切さを知る
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個人情報の大切さを知る |
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他人の情報を大切にする |
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相手を考えた言葉遣いで情報交換することができる |
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相手の気持ちを考えて自分の意見を表現する |
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情報提供者にお礼の気持ちをもつ |
▲LEVEL3:情報モラルの大切さを受け止め、主体的に行動できる
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ネットワークを利用する場合のルールやマナーを身につける |
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自分の発信した情報に責任を持つ |
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相手の状況を踏まえて、情報を発信する |
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個人情報の保護に配慮して情報発信することができる |
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人権に配慮して情報発信をすることができる |
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知的所有権を尊重する |
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情報の中にはモラルに反するものがあることを知り、適切な行動ができる |
▲LEVEL4:関連する社会的なルールやマナーを理解した行動をとることができる
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知的所有権を理解して情報収集をする |
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モラルに反する情報に対し、批判的な対応ができる |
・ |
ネットワーク上に発信した自分の情報に責任を持つ |
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※上記のリストと関連するさまざまな実践事例は、2002年3月より、火曜の会ホームページに公開されています。 |
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さて、この表は、目標別の学年レベルの目標リストですが、ひとつの学年、例えば、小学校5・6年生に限って捉えてみると、「課題解決における情報活用」における目標は、
【問題の発見と計画】 |
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自ら課題を見つけ、見通しを持って活動することができる |
【情報の収集】 |
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課題解決に必要な情報を、情報手段を活用して収集する |
【整理・分析・判断】 |
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集めた情報を分析し、適した方法でまとめることができる |
【発信・伝達】 |
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伝えたいことを明確にして、相手にわかりやすく伝える |
ということになります。
このように、学年の長期の目標が明確にされると、個々の子どもたちへの評価の指標にもなるばかりでなく、教師は、日々の学習活動から、上記の目標がどの程度達成されているかを観察し、学期末や学年末には評価を子どもたちにフィードバックすることもできます。また、「情報教育のねらい」として、通知表などに記入することもできるわけです。
◆総合的な学習の時間(情報活用・情報に対する態度)
項目 |
評価内容 |
一学期 |
二学期 |
三学期 |
A |
B |
C |
A |
B |
C |
A |
B |
C |
表現 |
伝える内容を意識し、工夫しながら表現できる。 |
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コミュニケ-ション |
メディアを活用して情報を交流することができる。 |
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課題の発見・計画 |
自ら課題を見つけ、見通しを持って活動することができる。 |
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情報の収集 |
身近なところから様々なメディアを使って情報を集めることができる。 |
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整理・分析・判断 |
集めたり、情報を比べたり、まとめたりする事ができる。 |
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発信・伝達 |
まとめたことを人に伝えることができる |
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情報手段の利用 |
情報手段の特性の違いに気づく |
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情報に対する態度 |
情報の大切さを意識できる。 |
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情報モラル |
情報モラルの大切さがわかる。 |
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Aは、よくできる。Bは、できる。Cは、がんばろう。 |
情報教育の評価(保護者への通知)の例 |
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