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先生が教育の現場でITを使って教えることにインセンティブを与えることが大切。ITを活用した教員に手当てを与える等ができないか。 |
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資料1-2の1の2つめのに「生徒には魅力に欠け、」とあるが、子どもはITを魅力のないものと捉えてはいないと思う。また、資料1-1の研修の記述に関し、研修をしたら授業で実践させ、必要に応じ授業計画作成をサポートし、結果を報告をさせ、評価をすることをもって修了とする研修制度にすればよい。情報教育振興法には賛成。理振法には監査の規定があったが、このような規定により(整備した機器が)の使われ方を確認できればよい。 |
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資料1-1の2(2)ITを活用した教育の効果に関し、IT活用については、「コンテンツ」に魅せられてITを使う教員と、ツールとしてソフトに魅力を感じてITを使う教員の2系統に分かれる。効果を測る上で、全ての教科を同じ観点で測るのは難しい。授業内容あるいは授業形態に応じてIT活用の評価観点があるはず。この観点では、ITの積極的な利用に至っていない。このことを先生に認識してもらうことが重要。 |
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P4(2)について、教育の効果をはっきりさせて欲しい。
P8に「子どもたちに『ITを使いたい』という意識を持たせる」とあったが、子どもにはITを使う使わないに特段の意識はない。ITを活用した授業が工夫した授業だと感じられるから楽しいと感じる。
ITが教育に入るのは当然と考えていたが、情報化を進めている人は少数派のようだ。多数派はIT化を「悪いこと」と感じており、それで予算が付きにくくなっている。私は、情報化を強制的にやってもらいたいと思っていたが、別の手法も考えなければならない。
P3に「情報化が『遅れている』という評価を下すことについても、慎重になるべき」とあるが、韓国の情報化の現状を考えれば、やはり「遅れていない」とはいい難い。 |
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P7に「教育の方法及び技術(情報機器及び教材の活用を含む)」とあるが、当時、ここを「教育工学」にして欲しい旨申し入れ、ダメだった経緯がある。その結果、大学では、従来の教育方法学的なものが教えられることとなった。こういうことが多々あると思う。
P4(2)の「効果」については、従来の伝統的な学力についてIT活用効果を測ることもあるが、新しい、こういう能力がITで育つということ、それを社会も求めていることを、報告の中で示すべき。教員は、大学での養成、採用試験、研修、免許更新という過程で育成。この中にIT活用を制度として入れるべき。 |
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情報化に関する世間の印象は「金がかかる」。このため、情報化の「効果」を聞きたくなるのは当然。 ITのスキルと情報活用能力とが混同されており、スキルだから学校でやらなくても家でできると言われる。情報活用能力がなければ21世紀は生きられないのに、見えやすい(従来の)学力に対し、情報活用能力の意味が見えにくく、評価、測定も難しい。(シンガポール等では(従来の)学力を引き合いに出してIT化を図っているが、)まず、世間での「情報教育」の見えにくさを払拭すべき。そのために(スキルだけでなく)「情報モラル」の充実が必要。
効果の見えにくい「情報活用能力」の育成と、各教科等におけるITの活用とを混同しないことも重要。 |
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「なぜ、情報化を進めるのか」を前面に出すべき。例えば、P4の「情報化に望む姿勢」で、「魅力ある授業、わかる授業の実現のための新しい方法論としてITがあること」「ITがそのための必須のスキルであること」を強調されたい。
P2の1.(1)の学校の記述で「盲・ろう・養護学校等」が入ったり入らなかったりしている。引用部分の前の記述等で、盲・ろう・養護学校等を含むすべての学校が対象であることを示して欲しい。 |
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(教員養成に関する記述から)制度を動かす時に心を動かすところまでやらないと、実態は伴わない。(具体的には、)情報化は、将来の日本のために必要だから、という理念を強く言うべきなのに、(資料1-1では)民間が情報化しているから学校も情報化が必要という程度にしか解されない。また、P4(2)の「教育の効果」に関する記述についても、「関心・意欲・態度」の向上だけのために情報化を図るというように読めてしまう。国民の方から「学校をこう変えて欲しい」というアピールをしてもらえるような記述とするべき。内容については、ITと利用者との関係でITの方から人に近づけるという視点、すなわち、ITが教員に使いやすくなる工夫が必要、いい授業をしようと努力している教員が報われるような制度をつくることが必要、を追加すべき。もう少し踏み込んで書かないと単なる提言だけで終わってしまう。 |
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本校では、総合学習の時間で、年間35時間「情報」を実施。これは校長のトップダウンで実現した。子どもに「情報」を学習しているという意識が出て、プレゼンが好きになる等の変化が出ている。担任の先生もそれを見て、プロジェクタ、コンテンツ等を使い、使ってよかったと思うようになってきている。
元吉原小学校では、年間70時間とのこと。状況を聴きたい。 |
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世間は(論点整理を)どう見るかを考えるべき。世間の関心は子どもがいい子に育つかどうか。これに応えるなら、「大学入試に『情報』を入れる」「(IT化しなければ)20年後の日本はダメになる」等を入れれば世間受けはよい。「誰」に「何」を伝えるのかを明確にすべき。新しい学力観や、新しい学習ではこうなる、地域とこう繋がる、ということなどを入れるべき。 |
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情報化の遅れは、IT環境整備と共に底上げをできればよいと考える。17年度までに目標達成を実現しようと頑張っているところもあり、(論点整理では)18年度以降は、17年度までに目標が達成されたことを前提に、IT活用指導力を前面に出してやっていくべき。遅れには配慮しつつも、それをメインに置くべきではない。 |
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ITの効果の評価はわかる部分を積み重ねるにしても制約がある。学校現場に踏み込むにしても、難しい。効果の評価の重要性を共感してもらえるようにすべき。 |
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論点整理(第1案)について、メールにより事務局から意見を聴取する。「べきである」「望ましい」「という意見もあった」といった表現にも留意しつつ、どの部分をどう修正すべき、といった形で意見を出していただきたい。 |