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政策評価に関する有識者会議(第17回)議事要旨

1. 日時
  平成18年8月29日(火曜日)15時〜17時

2. 場所
  東京国際フォーラム ガラス棟G602

3. 出席者
 
(委員) 古賀座長、浅井(経)委員、浅井(彰)委員、天野委員、川邊委員、高祖委員、舘委員、田中委員、田吉委員、中西委員、端委員、平澤委員、美山委員、ゼッターランド委員、横山委員
(事務局) 金森総括審議官、藤田政策評価審議官、田中大臣官房政策課長、木村大臣官房政策課評価室長、松渕大臣官房政策課評価室室長補佐、満尾大臣官房国際課海外協力官、森大臣官房文教施設企画部施設企画課文教施設環境対策専門官、西田生涯学習政策局政策課課長補佐、大金初等中等教育局初等中等教育企画課課長補佐、小松高等教育局高等教育企画課長、戸渡科学技術・学術政策局政策課長、川上研究振興局振興企画課長、渡辺研究開発局開発企画課長、北風スポーツ・青少年局企画・体育課体育官、竹下文化庁政策課長

4. 会議の概要
 
(1)  事務局より、「文部科学省実績評価書―平成17年度実績―」及び「文部科学省事業評価書―平成19年度新規・拡充事業等―」について説明した。
(2)  事務局より、「今後の文部科学省における政策評価制度の在り方」について説明した。
(3)  意見交換

 委員の主な意見は以下のとおり。

(「文部科学省実績評価書―平成17年度実績―」及び「文部科学省事業評価書―平成19年度新規・拡充事業等―」について)

 それぞれの事業については参考資料がついているが、よくできている図もあれば、もう少し工夫があってもいいのではないかという図もある。図の中に、指標を示したり、年々このように展開しているといった内容をグラフで示すとか、そのような工夫があると説得力が増すと思う。

 文部科学省の事業は、他の省庁とまたがることが多い。評価書の中で、他の省庁とどのくらい重なっていて、文科省としてはここの部分を支えているというような記述も必要ではないか。

(今後の文部科学省における政策評価制度のあり方について)

 これまで5年間の文科省における評価制度のあり方、運用の仕方の実態について、きちんと調査・分析をしてもらいたい。それを見た上で議論していくべきだと思う。

 予算と組織と定数管理、これらを評価とあわせてマネジメントとしてやっていくことが目指されているが、個々の政策を改良・改善していくための評価のあり方と庁内で行政資源をうまく配分していくためのマクロ的な評価のあり方の両方について検討してもらいたい。

 評価書のフォーマットについては、随分と改善されてきたと思う。中身にどのような情報を盛り込むかということを考えていかなければならないが、省内である種のスキルアップを図るメカニズムをつくる必要があるのではないか。

 実績評価では、「政策評価担当部局の所見」という欄があるが、なかなかおもしろいアイデアだと思う。事業評価についても、「変更された点」という欄などを設けて、原局から上がってきたものが議論を経て、このように是正されて、改善されたというのがわかれば、まさに評価内容についてのわかりやすい情報発信につながっていくのではないかと思う。

 広報計画については、アイデアはいいと思うが、なるほどと思える内容のものは、残念ながら非常に少なかったので、改善を図ってほしい。

 評価を実施する際に、一番大事なのは、現場と評価する立場が同じ価値観を共有することであると思う。評価結果をなるべくわかりやすく開示することも大事だが、実行側にどのように評価しているのかということを絶えず問いかけていくということが大事である。

 評価をする最大の意義は、文部科学行政が良くなることである。誰のために評価し、何のために評価書を作成しているかについて、しっかりと考えるべき。

(大臣官房政策課評価室)

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