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それぞれの事業については参考資料がついているが、よくできている図もあれば、もう少し工夫があってもいいのではないかという図もある。図の中に、指標を示したり、年々このように展開しているといった内容をグラフで示すとか、そのような工夫があると説得力が増すと思う。
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文部科学省の事業は、他の省庁とまたがることが多い。評価書の中で、他の省庁とどのくらい重なっていて、文科省としてはここの部分を支えているというような記述も必要ではないか。
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(今後の文部科学省における政策評価制度のあり方について)
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これまで5年間の文科省における評価制度のあり方、運用の仕方の実態について、きちんと調査・分析をしてもらいたい。それを見た上で議論していくべきだと思う。
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予算と組織と定数管理、これらを評価とあわせてマネジメントとしてやっていくことが目指されているが、個々の政策を改良・改善していくための評価のあり方と庁内で行政資源をうまく配分していくためのマクロ的な評価のあり方の両方について検討してもらいたい。
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評価書のフォーマットについては、随分と改善されてきたと思う。中身にどのような情報を盛り込むかということを考えていかなければならないが、省内である種のスキルアップを図るメカニズムをつくる必要があるのではないか。
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実績評価では、「政策評価担当部局の所見」という欄があるが、なかなかおもしろいアイデアだと思う。事業評価についても、「変更された点」という欄などを設けて、原局から上がってきたものが議論を経て、このように是正されて、改善されたというのがわかれば、まさに評価内容についてのわかりやすい情報発信につながっていくのではないかと思う。
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広報計画については、アイデアはいいと思うが、なるほどと思える内容のものは、残念ながら非常に少なかったので、改善を図ってほしい。
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評価を実施する際に、一番大事なのは、現場と評価する立場が同じ価値観を共有することであると思う。評価結果をなるべくわかりやすく開示することも大事だが、実行側にどのように評価しているのかということを絶えず問いかけていくということが大事である。
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評価をする最大の意義は、文部科学行政が良くなることである。誰のために評価し、何のために評価書を作成しているかについて、しっかりと考えるべき。 |