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(1) |
事務局より「文部科学省実績評価書−平成15年度実績−」及び「文部科学省事業評価書−平成17年度新規・拡充事業及び平成15年度達成年度到来事業−」について説明した。 |
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(2) |
政策評価に関する今年度の課題について説明した。 |
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(3) |
意見交換
委員からの主な意見は以下のとおり。
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○ |
政策目標9の中の、大学における国際開発協力を通じた国際競争力強化を図るための支援機能(サポート・センター)の充実・強化についての指標が、プロジェクト受託に向けてのプロポーザル提出状況等、「質」よりも件数や実施率等の「量」が多い。国際競争力強化を図るための支援ということであれば、大学が参加した活動の内容がどうであったかという「質」が重要である。
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○ |
初中教育関係の各施策について、例えば命を大切にするとか、豊かな心を育てることの必要性に異論はないが、成果や効果ということになると、漠とした話になってしまうので、その指標をどう捉えていくのかが焦点であるが、そのためにはやはり施策の質と量の側面を整理する必要がある。
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○ |
教育の施策は5年後くらいにもう一度フォローする必要がある。一年一年で評価をやってもあまり意味がないのではないか。また、国民を作るという教育が成功しているのかいないのか、縦割りにならずに構造的に見えるような指標を見つけ、全体から見た構造的な評価が今後必要ではないか。
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○ |
文部科学省はモデル事業が多いわけであるから、モデル事業を使って、どのような指標を使ったら効果が測定できるのかという測定の仕方も確かめながら、事業を進めるべきではないか。
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○ |
特に科学技術では長期的な課題に取り組み、成果としてどのように結実するかの話のほかに、どのような取り組みにより実現するのかというマネジメント・方法論の部分もあるのであり、有効性・効率性等の中でこの辺りを強化し評価すべき。
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○ |
次期政策評価基本計画に向けた課題として、政策目標と施策目標とを整理し、新しい角度や視野から指標を設定し、事業なり政策をまとめ直す必要があるのではないか。 |