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(参考7)

(第13回原子力二法人統合準備会議資料)

研究施設の整理・合理化について

平成15年5月23日
文   部   科   学   省

   老朽化及び機能の重複する研究施設の廃止については、「新法人の主要業務及び経営・業務運営の在り方について」の中で、法人統合効果による目に見える合理化の一つとして挙げられているところである。そこで示されている「新法人において最も優れた施設のみを存続させる」という考え方に基づき、二法人が現有する施設について検討を行った。主な検討結果は以下のとおり。

核融合研究
JFT-2Mを廃止する。(トカマク開発装置はJT-60に一本化)

再処理関連研究施設
原研東海にある再処理関連研究5施設[冶金特別研究棟、再処理試験室、プルトニウム研究2棟、セラミック特別研究棟、プルトニウム研究1棟]を廃止する。(NUCEF-BECKYに機能集約化)

NUCEF-BECKYの空気雰囲気セル3基を廃止し、その機能をCPFに移管する。(NUCEF-BECKYの固有の機能である超ウラン元素に関する基礎化学研究等については、引き続きNUCEF-BECKYにて実施)

照射後試験施設
東海地区においては、ホットラボラトリーを廃止する。(RFEF及びWASTEFの2施設に集約化)

大洗地区においては、JMTRホットラボを廃止する。(FMF、MMF、AGFの3施設に集約化)

加速器施設
2号電子線加速器(原研高崎)を廃止する。(1号電子線加速器(原研高崎)に集約化)

γ線照射施設
コバルト60照射室(原研東海)を廃止する。(コバルト60照射施設(原研高崎)に集約化)

研究炉
JRR-4における中性子照射に関する研究を中止する。(JRR-4が有する機能でJRR-3で代替できない医療照射、教育実習等については、引き続きJRR-4にて実施)

高速増殖炉関連研究施設
ナトリウムループ施設等を廃止する。(使命の終了)

新型転換炉開発施設
新型転換炉「ふげん」を廃止する。(動燃改革時の整理に沿って廃止)

重水臨界実験装置DCAを廃止する。(使命の終了)

プルトニウム燃料センター・プルトニウム燃料第二開発室を廃止する。(新型転換炉燃料製造の終了)

ウラン濃縮関連施設
濃縮工学施設、ウラン濃縮原型プラント、製錬転換施設等を廃止する。(研究開発の完了)

材料試験炉
材料試験炉JMTRは廃止する。(老朽化により廃止)

地層処分関連研究施設
東濃鉱山における地層処分関連研究は、岩盤挙動の長期観測等を除いて終了。


「原子力二法人の統合に係る主要論点について」(抄)(第14回原子力二法人統合準備会議資料)

※材料試験炉の廃止を進めるに当たっては、原研において検討委員会を設置し、代替機能の確保に留意するとともにユーザーコミュニティの意見等を聴取しつつ、適切な廃止の方法と時期を検討。


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