年 月 |
出 来 事 |
昭和31年 6月 |
日本原子力研究所発足 |
昭和32年 7月 |
東海研究所設置 |
昭和32年 8月 |
日本最初の原子炉JRR−1初臨界 |
昭和37年 9月 |
国産第1号原子力JRR−3初臨界 |
昭和38年 4月 |
高崎研究所設置 |
昭和38年10月 |
動力試験炉(JPDR)による日本最初の原子力発電に成功 |
昭和42年 4月 |
大洗研究所設置 |
昭和43年 6月 |
高速実験炉設計書を動力炉・核燃料開発事業団に引渡し |
昭和43年10月 |
日本で初めて使用済燃料からのプルトニウムの抽出分離に成功 |
昭和45年 4月 |
材料試験炉(JMTR)を用いた軽水炉燃料・材料の照射研究開始 |
昭和47年 7月 |
トカマク型核融合実験装置JFT-2稼働開始 |
昭和52年 4月 |
原子炉設計用核データライブラリーJENDL-1の完成 |
昭和57年10月 |
原子核反応データ取得のためのタンデム加速器の完成 |
昭和59年 1月 |
NSRR実験の結果に基づく軽水炉の反応度事故評価指針策定(原子力安全委員会) |
昭和60年 3月 |
日本原子力船研究開発事業団統合 |
昭和60年 4月 |
那珂研究所設置・むつ事業所設置 |
昭和61年10月 |
緊急時環境線量情報予測システムSPEEDIの実用化整備完了 |
平成2年 3月 |
JRR-3改造炉(JRR-3M)初臨界、中性子ビーム研究の進展に寄与 |
平成2年 8月 |
研究2号炉(JRR-2)で脳腫よう医療照射開始 |
平成4年 2月 |
原子力船「むつ」実験航海成功 |
平成6年 2月 |
JMTR出力急昇試験設備において、高燃焼度燃料の試験実施 |
平成6年 9月 |
電子線利用で超耐熱(1700℃)SiC(炭化ケイ素)繊維を開発 |
平成7年10月 |
関西研究所設置 |
平成8年 3月 |
JPDRの解体・撤去を通じて発電炉の解体・撤去技術を開発、民間への技術移転 |
平成8年10月 |
JT-60で臨界プラズマ条件(加熱入力と核融合出力の比が1)を達成 |
平成9年 3月 |
大型放射光施設(SPring-8)で放射光ファーストビーム発生 |
平成9年11月 |
中性子を用いて世界で初めてタンパク質単結晶の構造解析に成功 |
平成10年 1月 |
イオン照射研究施設(TIARA)により耐放射線性素子(SiC(炭化ケイ素)トランジスタ)を開発 |
平成10年 4月 |
NSRR実験の結果に基づく高燃焼度燃料の反応度事故評価指針の見直し |
平成11年 3月 |
NUCEF実験結果に基づく臨界安全ハンドブックとりまとめ |
平成11年 5月 |
自由電子レーザーで世界最高出力(2.34kW)を達成 |
平成13年10月 |
海水中ウラン捕集の実海域試験に成功 |
平成13年12月 |
高温工学試験研究炉(HTTR)で原子炉出口ガス世界最高温度(850℃)を達成 |
平成14年 6月 |
大強度陽子加速器施設の現地工事開始 |
分野 |
事業の概要 |
主な成果 |
安全性研究 |
原子力施設等に関する幅広い安全性研究を実施し、原子力の定着に貢献。原子力安全研究年次計画に基づき、現象の解明や安全評価に必要なデータの取得、原子力施設の安全確保、安全性向上のための研究開発を実施。 |
・安全審査における基準・指針に成果を反映等、規制に貢献
・各種事故原因究明に協力 |
基
礎
・
基
盤
研
究 |
革新的軽水炉 |
現行BWR型軽水炉技術をベースとし、 プルトニウムの需給動向に柔軟に対応可能な原子炉の研究開発、及び将来の原子力エネルギーシステムの研究開発を実施。 |
・軽水炉系においてプルトニウム燃焼・増殖の可能性を提示 |
高温工学試験研究炉
(HTTR) |
高温工学試験研究炉(HTTR)を用いて、高温ガス炉技術を確立し、高い安全性を実証。出口温度950℃を目指した高温試験運転及び水素製造等の核熱利用技術の研究開発を実施。 |
・原子力エネルギーの熱利用効率の大幅向上に道を拓く原子炉出口ガス温度850℃を達成
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核融合研究開発 |
核融合エネルギーの実用化に向けた、炉心プラズマ技術と炉工学技術等の研究開発を実施するとともに国際熱核融合実験炉(ITER)計画への参加。 |
・世界最高の等価エネルギー増倍率達成等
・国際共同でITERの設計を完了
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基盤技術開発 |
革新的原子炉研究開発、安全性研究、核融合研究開発等の基盤を支えるための、燃料・材料、炉物理、熱流動等に関する研究の実施。並列計算技術開発と原子力分野への応用及びITBL(IT-Based
Laboratory)計画に参画。 |
・核データファイルJENDLの整備、耐高温材料の開発、新型燃料の開発等により原子力エネルギー研究開発全般に貢献 |
先端基礎研究 |
先端基礎研究センターを創設し、国内外の人材を積極的に登用するとともに、次世代の原子力利用の発展につながるテーマを広く外部から募集。放射場科学、重元素科学及び基礎原子科学の三つの領域における研究の実施。 |
・大学等との人事交流を含めた強い連携と原研の特色とを発揮し、ウラン・超ウラン元素の物性研究等において世界的成果を発信 |
放射線利用研究 |
研究炉に加えて、中性子利用研究を飛躍的に進展させるため大強度陽子加速器を建設。大型放射光施設(SPring-8)を用いた物質・生命科学のための放射光利用研究の推進。新しい放射線源の開発のため光量子利用研究の実施。 |
・タンパク質構造解析等の中性子科学の進展
・エネルギー回収型自由電子レーザー開発等 |
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基礎研究、工業、農業、環境保全等の幅広い産業分野と国民生活に役立つ放射線利用の促進。加速器等を活用した先端的な研究開発(イオンビームを利用した宇宙環境材料、新機能材料等の高度な材料開発、バイオ技術の高度化等)の実施。 |
・ボタン型アルカリ電池用隔膜、耐熱性高分子材料、
海水からの希少金属回収等の技術開発 |