ここからサイトの主なメニューです

平成20年6月10日大臣会見概要

平成20年6月10日(火曜日)
9時19分〜9時26分
衆議院 議員食堂

大臣)

 本日の閣議は、上川少子化対策・男女共同参画担当大臣より「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)」におけるシンボルマーク(カエルのマーク)でキャラクターグッズを作るとの報告がありました。あとは、冬柴国土交通大臣から「タクシー問題」について報告がありました。その他特筆すべきものはありません。

記者)

 6月8日に国際宇宙ステーション(以下、「ISS」という。)の星出さんと交信され、また、「きぼう」の作業もほぼ終了とのことで、今回のミッションのこれまでの成果と交信の感想などをお聞かせください。

大臣)

 成果は順調に上がっていると思います。日本の有人宇宙活動の基地があのように成功裏に設置され、これからの活動が非常に楽しみというのが率直な印象です。何よりも今回の交信映像がものすごくクリアでした。今までも送られていたらしいのですが、ハイビジョンの本当にクリアな映像が長時間にわたって送られてきていました。これは総理も感心されていました。ずいぶん圧縮率が良くなったと後で聞きましたが、私も非常に印象的でした。画面が前と比べてずいぶんきれいでしたから、本当にリアルタイムで伝わってきた感じがしました。子どもたちが非常に積極的に話しかけられて、星出さんが「私は3回目にやっと宇宙飛行士の試験に通ったんだよ」と話をされて、諦めないで頑張るというメッセージを送られたことも良かったと思います。ほぼ終わっているとのことですが、今後残されたミッションを終了し、無事に生還されるのを期待して、またお会いできる時に色々聞いてみたいと思います。

記者)

 日曜日のISSとの交信が行われた日の午後に、秋葉原で悲惨な事件が起きましたが、大臣としての事件に対する受け止めをお願いします。

大臣)

 実は今日の閣議もそれで少し長くなりました。何かできることがあるのか、例えばインターネット、携帯で情報が流れていたわけですが、それをどう捉えてどのように行動できるかについて、しっかりと検討しなければいけないという話も先ほどありました。質問は印象とのことですが、これは腹立たしい事件です。何ら関係のない人を殺傷することはあってはならないことですし、また、このようなことが起こる社会に対して我々は色々な事を考えていかなければならないと思います。今回事前に情報が流れていたわけですから、これを阻止することはできなかったのかという課題もあるでしょうし、文部科学大臣という立場から、やはりこのような事件が起こる背景と教育との関係というものを、一瞬考えたのです。今の子どもはよくきれると言われますが、そういった現象がどういうことで起こるのかということは、今脳科学的にも解明されようとしていますし、我が省でも脳科学との関係も含めて懇談会をやっていく事などを考えています。たまたま昨日の夜、こういったことを検討したらという打ち合わせをやっていました。日曜日とは少し時間がずれますが、今そういうところで何かわかるかもしれないとも考えています。

記者)

 たばこをたしなまれる大臣にぜひお伺いしたいのですが、たばこを1箱千円にすることを目指して、議連が今日立ち上がるとのことですが、大臣はたばこが1箱千円でもお買いになりますか。

大臣)

 買うか買わないかはそのときにならないと正直わからないです。ただ、たばこ税を上げる発想は今までもありました。昨日も学士院の表彰式がありましてある学者の方と話をしましたが、税をこれでという発想ではだめであろうと。そういう発想ではなく、やはり健康に対する考え方等も含めさまざまな意味があるわけです。教育的な意味もあるのでしょう。そういったことも含めて、この税収を上げてそれを医療に使うという単純な発想ではなくて、やる必要があるのではないでしょうか。

記者)

 北京五輪に向けた水泳の水着の件ですが、スピード社の水着で新記録が相次ぎ、今日、日本水泳連盟が正式に方針を決めますけれども、これについて大臣の感想をお願いします。

大臣)

 色々と報道もなされていますが、やはり国民のオリンピックに対する期待、それに対する各メーカーの対応というものがありますので、私は自然に方向は決まっていくものだと思います。今の段階で予見をもって、ああしろこうしろということは控えたいと思いますが、国民の期待、国民の世論、それからやはり先般の大会の結果を踏まえると、流れは決まっていると感じています。

(了)

  • 本概要は、発言内容を変更しない範囲で読み易く修正しています。

(大臣官房総務課広報室)