ここからサイトの主なメニューです

平成20年5月16日大臣会見概要

平成20年5月16日(金曜日)
9時25分〜9時32分
衆議院 議員食堂前

大臣)

 本日の閣議は特に報告することはありません。

記者)

 教育振興基本計画ですが、5月も中旬になりまして、いつ頃目処が立つのかということと、GDP5パーセントの数値目標の扱いについて現在の方針をお願いします。

大臣)

 申し訳ありません。遅れているのは自覚をしています。とにかく数字を出せば良いというものではありませんから、そのような意味で、最後の調整と詰めを行っています。近いうちには出せるとお答えをさせて頂きたい。一両日中と言って、前出せなかった経緯がありますから、今のところ、そういうことで頑張っているとご理解を頂きたいと思います。数値目標については、明快な目標を持つという意味で入れたいと思っています。これはこの前の会見でもお答えをしましたが、そういうことで最後の詰めをやっているところとご理解を頂きたいと思います。

記者)

 中国の四川大地震で多くの学校が倒壊しました。日本の学校においても、38パーセントほど耐震化が不足されていると指摘されていますが、その件についてお願いします。

大臣)

 非常に重く、深刻に受け止めています。従来から我々も、「生活安心プロジェクト」等において、5年を目途に公立小中学校施設1万棟の耐震化を早急に図る方針を示しています。また、教育振興基本計画の中では、できるだけ早くという言い方に変えてあります。どういう方法があるか、地方とも色々情報を交換しながらやらせて頂いていますが、これは、国だけでやれることではないので、地方の事情も踏まえ、さらに加速をして検討していきたいと思っています。先日、増田総務大臣が来られたときにも、耐震化の問題についてもう一度見直し、国の問題として地方に対してどういう手当ができるのかも含めて、御協力を頂きたいと申し上げました。財政の仕組みは非常に複雑ですが、子どもの生命がかかっている問題ですから、早急に回答を出していきたいと思っています。

記者)

 それは補助率を上げるとか、そういうことも含めてということですか。

大臣)

 すべての選択肢を排除することなく、やるべきことを国家としてやっていくことが必要であると、私は認識しています。ただ、一人で力んでみても、御協力を頂かなければいけないわけですし、地方に対してやってもらえることを我々も考えていかないと、やれやれと言うだけでは責任を果たしたということにはならないと思いますから。

記者)

 裏負担等で実質的には自治体の支出なしに出来るにもかかわらず、なかなか進まないことがあるようですが。

大臣)

 起債の発行とか、それぞれの財政事情がありますからとても複雑です。裏負担と言いましても、今のスキームですと3割ぐらいは地元負担になると思います。起債75パーセント、その半分を裏負担、しかし、不交付団体ですと裏負担は結局生きて来ません。やった後で地方財政措置がなされると言っていても、結局来なくて、遅れているところもありました。また、もうすぐ統廃合しようとしているのに、今すぐ片方だけをやるとなると、やはりもう少し待ってからやりたいなど、それぞれの様々な事情をすべて総合して考えないといけないと思っています。

記者)

 静岡県常葉菊川高校の野球部のセクハラ問題で、監督が学校側から処分を受けました。これは週刊誌報道が無ければ結局うやむやになっていた可能性が高いのですが、率直な感想をお願いします。

大臣)

 詳しくは知りませんが、報道されていることが事実だとすれば、これはもうけしからんことです。やはりまず、一義的には学校がしっかりそのようなことがないようにやらなければいけないわけだし、高野連も事情聴取はしたらしいですが、しっかりと対処をして頂きたいと思っています。こういったことが出る度にいつも感じることですが、学校の運営というものが、運動部であれ授業であれ、しっかりと行われなければいけないという原則を、もう一度学校関係者はしっかりと考えて頂きたいと思います。

記者)

 大島容疑者が昨日、二度目の起訴をされましたけれども、省内の調査チームの結果公表はいつ頃をお考えでしょうか。

大臣)

 いつとは断言はできませんが、基本的に、色々なことが確定し、まとまれば、直ちにすべてを公表する、とお考え頂いたら良いと思います。

(了)

  • 本概要は、発言内容を変更しない範囲で読み易く修正しています。

(大臣官房総務課広報室)