ここからサイトの主なメニューです

平成19年7月3日大臣会見概要

平成19年7月3日
9時44分〜9時50分
文部科学省記者会見室

大臣)
 今日は閣議の前に消費者政策会議があり、全閣僚が出席をいたしました。最近の温泉の爆発事故や振り込め詐欺、商品のニセ表示等、色々なことがありますので、消費者保護のために万全を期していくという内閣府国民生活局長からの報告があり、その報告を了承したということです。閣議は、海洋政策担当大臣に冬柴国務大臣を任命することになりましたということと、閣議の開催時刻が午前10時からということです。その他は特にご報告することはありません。

記者)
 重要法案が成立いたしまして、国会が事実上閉幕と言われておりますが、今回の国会を振り返っての所感をお伺いできればと思います。

大臣)
 文部科学省としては、改正教育基本法を実現する第一歩として三つの法案が成立しました。その他、提出した全法案が成立しましたから、まずまずの結果だと思います。何度も申し上げているように法治国家ですから、法律を改正せずして行政が勝手なことはできません。しかし、法律を改正したからと言って、政策ができるわけでもないのです。各々関係をする者の意識を根本から変えて、そして必要な予算を確保して、誠実にこの法律の主旨を実行していくという重い荷物を立法府から受け取ったと理解をしています。全体として言うと、選挙の前というのは、どうしてもこういうことになるのだと思いますが、これから申し上げることは、行政府の国務大臣として話をするのではなく、立法府の一員である国会議員として話をすれば、やはり選挙の前であっても、与野党ともにパフォーマンスだとか、アジ演説はやめて、粛々と政策の本義を論ずる国会でなければならない。国民のために私は心すべきことだと、議会人の一人として、自戒をしております。

記者)
 久間防衛大臣の発言がかなり、色々な報道や議論を呼んでまして、罷免を求める声が出ているのですが、これについてはどのようにお考えですか。

大臣)
 法律上、私には久間防衛大臣の罷免権はありませんが、選挙の前ですからお互いに発言は謹んで、そして、気を配りながらやっていかなければなりません。ただ、選挙というのは一種の闘いですから、敵に揚げ足を取られることもいけませんが、萎縮をして言うべきことを言わないということが、あっては闘いになりません。私も心して、しかし、言うべきことはしっかりと言って、いよいよ闘いに臨むわけです。自民党も『帰りなん いざ。票田将にあれなんとす』という状況ですので、地元のことはもちろんですが、できるだけ私も党からの割り当てがありますから、青森、秋田、滋賀へ行きます。やはり政策を論じなければ政治というのは意味がないのですけれども、政策だけを論じては政治というのはできません。選挙は権力のやりとりですから、勝たねばなりませんので、全力を尽くしたいと思います。

(了)

(大臣官房総務課広報室)


ページの先頭へ   文部科学省ホームページのトップへ